岡山放送局

2008年12月14日 21時6分更新

はしか予防接種率5割台


今年度から新たに中学生と高校生のはしかの予防接種が始まりましたが、ことし9月末までに接種を受けた人は県内で50%台に留まり、岡山県では対象者に接種を受けるよう呼びかけています。

はしかの予防接種は昨年度まで、小学校入学前に2回受けることになっていましたが、去年、若者を中心に全国的にはしかが流行したことから今年度から新たに中学1年生と高校3年生も対象になりました。

これを受けて岡山県がことし9月末までに県内で接種を受けた人の割合を調べたところ、中学1年生では56.2パーセント、高校3年生では50.7パーセントに留まり、半数近くがまだ接種を受けていないことが分かりました。

このため県内の市町村では、接種を受けていない人に通知を送り、接種を受けたことを証明する書類を学校に提出するよう呼びかけています。

県では来年2月に対策会議を開いて書類の提出が進んでいるか確かめることにしていて、「対象になっている人は早めに予防接種を受けてほしい」と呼びかけています。