岡山放送局

2008年12月14日 21時6分更新

養殖のりの初入札


岡山県沖の瀬戸内海で種づけされたのりのことし初めての入札が岡山市で行われました。

岡山市の岡山県漁業協同組合連合会で行われた入札には、県内の15の漁協がことし岡山県沖の瀬戸内海で種づけして育ててきた養殖のり2147万枚余りが出品され、せりにかけられました。

会場には商社の担当者など60人余りが買い付けに訪れのりを手にとって傷や穴などがないか調べたり、ストーブであぶって色や香りを確かめたりしたあと用紙に入札の金額を書いて提出していました。

岡山県漁連によりますと、これまでに収穫された養殖のりは秋にまとまった雨が降り、川から十分な栄養分が流れ込んだため、色が濃く出来はよいということです。

しかし11月下旬からは雨が少ない状態が続いているためこれから収穫するのりについては色落ちが心配されるということです。

岡山県漁連の森下倫年第一業務部長は「今のところ近年にない質の良いのりができているが今後は色落ちが心配されるので雨が降ることを期待して生産している状態です」と話しています。