岡山放送局

2008年12月14日 21時6分更新

裁判員制度学ぶ見学会

裁判員制度が来年5月から始まるのを前に14日岡山地方裁判所で、一般の人たちが裁判所内を見て回りながら制度について学ぶ見学会が行われました。
これは県内に住む人たちに裁判員制度への疑問や不安を解消してもらおうと岡山地方裁判所が行ったもので、一般から募集したおよそ20人が参加しました。
はじめに参加者たちは裁判所の職員から裁判員制度は殺人や強盗傷害などの事件が対象となることなど制度の仕組みについて説明を受けました。
このあと実際に裁判で使われる法廷を見学し、裁判員が座る席や被告人や証人が立つ場所などを確認していました。

このあと質疑応答の時間が設けられ、参加者からは「裁判員は、事件の詳細な内容についていつどのように説明を受けるのか」とか「裁判の期間が伸びる可能性があるのか」といった質問が出されていました。

参加者の1人は「実際に裁判所を見学することができ、いい経験になりましたが裁判員となって人を裁くことにはまだ不安があります」と話していました。
岡山地方裁判所ではこの見学会を来年3月までにあと3回行うことにしています。