夢の超特急と呼ばれた初代新幹線「0系」が14日、「さよなら運転」を行った。44年の歴史に終止符を打つ博多行き「ひかり347号」として、鉄道ファンら約2800人が集まった新大阪駅を約400人の客を乗せて出発し、博多駅では約1600人がレールを走る最後の“団子鼻”の姿を見届けた。
新大阪駅のホームでは発車に先だって式典が開かれ、約半世紀前に開発に携わった旧国鉄の元技術者、島隆さん(77)らが参列。乗務する運転士と車掌にラストランで使うハンドルと、記念ポスターが手渡された。
定刻の午後2時56分、長い警笛とともに0系が動きだすと、ホームから拍手がわき起こり、携帯電話のカメラなどで雄姿を撮影するファンもいた。〔共同〕
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