Windows Mobile搭載「Touch Diamond」レビューPR企画

この冬は多機能・高性能の「スマートフォン」が熱い!

PART2 続々登場! Windows Mobile搭載「Touch Diamond」レビュー

続々登場! Windows Mobile搭載「Touch Diamond」レビュー

今話題のスマートフォン「Touch Diamond」。最新の「Windows Mobile 6.1 Professional」を搭載し、強力なインターネットやメール機能のほか、パソコンとのデータ連携もバッチリ。しかも、人気を博した「iPhone 3G」ばりのタッチパネル液晶や、傾きを検知する加速度センサーの搭載で、より便利に楽しく使える端末に仕上がっています。この話題の製品「Touch Diamond(S21HT)」を詳しくレビューします。

胸ポケットに入る小型ボディにタッチパネルインターフェイスを搭載

「ブラックでまとめられたシックなデザイン。」 クリックで拡大
ブラックでまとめられたシックなデザイン。携帯電話に必ずあるはずの数字キーを廃し、独自のナビゲーションコントロールボタンだけがアクセントとして配置される
「すっきりしたデザイン」 クリックで拡大
背面もいたってシンプル。3.2メガピクセルのカメラレンズがある以外は、ほぼ何もないすっきりしたデザインだ

この秋EMOBILEから発売された「Touch Diamond(S21HT)」(HTC製)が大人気を呼んでいる。その理由は、iPhone 3Dばりのタッチパネルによる直感的なインターフェイスだ。

薄さ11.9mm、軽さ約98gという軽量薄型ボディは、最近の高機能化する携帯電話よりもむしろスリムで軽い。それなのに携帯電話としてはやや大型な部類に入るiPhone 3Dとほぼ同等の機能を搭載しているのだ。これだけでもギミック的にかなりそそられる内容だが、その中身が普通の携帯電話ではなく、Windows Mobile搭載のスマートフォンであるという点も大きな人気の理由だろう。

これまでのWindows Mobile機は、QWERTYキーボード搭載モデルなど機能性の高い機種が多かった半面、ボディがどうしても大型化してしまったりして、デザイン性を重視する携帯電話の中にあってはやや野暮ったい雰囲気が抜けなかったのも事実。スマートフォンというと、「高性能だがちょっと大きい」というイメージが付いてしまい、QWERTYキーボードの搭載も「何となく特殊」という雰囲気が漂うなど、一部のマニア層のためのものというイメージがぬぐえなかった。

しかし、このTouch Diamondは、Windows Mobile機としては初のタッチパネルによる操作を実現したおかげで、外見はいたってシンプルにまとまっている。従来のWindows Mobile機に多く見られたキーボードはもちろん、携帯電話には必ずある数字キーすらない。あるのは、携帯電話の選択キーに相当するナビゲーションコントロールボタンと、いくつかのフラットボタンのみ。ボタンと言ってもフルフラットなボディなので凹凸はいっさいなく、目に付くのは2.8インチの液晶パネルのみという構成なのだ。ボディ全体もシックなブラックでまとめられており、最近の携帯電話とは一線を画したシンプルで大人っぽいデザインに仕上がっている。

待ち受け画面

「電源オンにした待ち受け画面」 クリックで拡大
電源オンにした待ち受け画面には、大きく見やすい時計が表示される。画面下に表示されているアイコンが、さまざまな機能を起動するためのメニュー。これらのメニューは指でなぞってスクロールさせたり、軽く叩いて選択したりできる。もちろん、ナビゲーションコントロールボタンでの操作も可能だ

電話画面

「電話番号を入力」 クリックで拡大
電話機能を選択すると画面上に数字キーが表示されるので、タッチパネルを押して電話番号を入力すればいい。メールなどの文字入力も携帯電話と同様に行うことができる

ナビゲーションコントロール

「ナビゲーションコントロール」 クリックで拡大
ナビゲーションコントロールは、ボタンの上下左右を押すことで移動、真ん中のボタンを押すことで選択という基本操作のほか、円の周囲を時計回り/半時計回りになぞることで、画面の拡大/縮小などの操作も行える

スタイラス

「付属するスタイラスペン」 クリックで拡大
タッチパネルは指でタッチする以外に、付属するスタイラスペンで操作することもできる。スタイラスペンは、本体の右下にスマートに収納されており、適宜取り出して利用する。差し込むとマグネットでスッと収まる感じが気持ちいい

フルブラウザによる本格的インターネットブラウジング

Googleでサイト検索

「Opera Mobileでgoogleを表示」 クリックで拡大
Opera Mobileでgoogleを表示。検索ボックスをタップし、ソフトウェアキーボードからキーワードを入力する

サイト表示

「検索結果から価格.comを選択」 クリックで拡大
検索結果から価格.comを選択。するとパソコン用の価格.comのトップページが縮小されて表示される。Opera Mobileはレイアウトの崩れもほとんどない

画面拡大

「詳しく見たい箇所をタップ」 クリックで拡大
詳しく見たい箇所をタップし、その上でグルッと回転させるとその部分が拡大表示される。ナビゲーションコントロールでも同様の操作が可能だ

この夏のiPhone 3D人気によって、日本国内でもだいぶスマートフォンの利便性が認識されたと思うが、なかでもユーザーが便利に感じたのは、フルブラウザを使ったパソコン向けインターネットサイトの利用であろう。

もちろんこれまでの携帯電話でもフルブラウザ機能は搭載されていたが、一般のパケット定額料金の範囲外になってしまうなどの制限があり、本格的な利用には至らなかった。しかしそれが、iPhone 3Dに代表されるスマートフォンの登場によって、ガラリと変わったのだ。スマートフォンであれば、好きなときに好きなだけパソコン用のインターネットサイトを利用できる。外出先でもわからないことがあれば「google」で情報を検索し、空き時間などには「YouTube」でビデオを楽しむ。これまではパソコンでしかできなかった操作が、携帯端末からいとも簡単に行えるようになったのだ。しかも通信料金は定額、つまり使い放題である。これはある意味、モバイル端末の革命といっていい事件であった。

Windows Mobile 6.1を搭載するTouch Diamondには、「Internet Explorer Mobile」と「Opera Mobile」という2つのブラウザが搭載されている。どちらもパソコン用のインターネットサイトをそのまま利用できるフルブラウザで、機能的にもほぼ同じなので、好きなほうを使えばいい。

試しにgoogleから検索を行ってみよう。googleの検索ボックスをタッチパネル上でタッチ。そこからソフトウェアキーボードを起動して文字を入力する。ソフトウェアキーボードは、一般の数字のほか、ひらがなやカタカナ、アルファベットに切り替えもできるので、一般の携帯電話より入力が素早く行える。文字変換も普通に行えるので、パソコンを操作しているのと何ら変わりない。キーワードを入力したら、ソフトウェアキーボードを閉じて、「検索」ボタンをタップ。すると、いつも見慣れたgoogleの検索結果一覧が表示される。

ここから適当なサイト名をクリックすると、パソコン向けのインターネットサイトが表示される。「Internet Explorer Mobile」では、サイトの構造によってはレイアウトが崩れてしまうこともあるが、そういう場合は「Opera Mobile」を使ってみるときれいに表示されることもあるので試してみよう。Opera Mobileでは最初にサイト全体が縮小版で表示されるので、詳しく見たい部分は拡大してみよう。Touch Diamondでは、タッチパネル上で該当部分をクルッと時計回りになぞるか、下部のナビゲーションコントロールの周囲を時計回りになぞれば、画面が拡大される。こうやって、見たい部分を拡大しながら情報を見ていくと、小さな画面でもパソコンと同じ操作ができてしまうのだ。これは実際かなり便利である。

ニュースサイト閲覧

「ニュース系サイト」 クリックで拡大
パソコン用のサイトで便利なのがニュース系サイト。通勤時間などに片手で端末を持ちながらニュースチェックが行える

YouTube

「youtube」 クリックで拡大
YouTubeの動画再生もサクサク。プレーヤーは独自のものを利用しており動画再生時は横画面になることを除けば、パソコン版となんら変わらない使い勝手だ

一般サイト以外に「YouTube」などの動画再生サイトも利用できる。動画再生は端末側の処理能力が低かったり、通信速度が遅い場合は行えないが、Windows Mobile搭載のスマートフォンは、いずれも一定レベル以上の処理速度を持ったCPUを搭載しており、処理能力的には問題ない。通信速度に関してはキャリアによって異なるが、今回使っているEMOBILEの場合、最大7.2Mbpsという高速通信に対応しているので、家庭のブロードバンド回線と何ら変わりない状況といえる。

実際YouTubeでいくつか映像を再生してみたが、どれもかなり快適に再生できたのには驚いた。YouTubeの映像はFlashで作成されており、再生には携帯端末用に作られた独自のプレーヤーを使う形となるが、パソコンで見るのと変わらない映像がこの小さな端末で再生できるのには、ちょっとした感動すら覚える。空き時間などに楽しむには最高のデバイスだ。iPhone 3Dでも同様にYouTubeを再生できるが、EMOBILEの高速通信環境もあって、よりサクサクと動作する印象だ。ただ、さすがに処理が重たいのか、数分見ていると、本体がかなり熱を持ってくる。この点だけは注意したほうがいいだろう。

なお、このTouch Diamodは、パソコンと接続して通信用のモデムとしても使用することができる。この場合、EMOBILEが提供する最大7.2Mbpsの高速通信が行える外部モデム(USB接続かBluetooth接続。Bluetoothの場合は若干速度が落ちる)として動作するため、EMOBILEの高速データ通信サービスを検討している人にとっては、まさに一石二鳥。使い方の幅もグンと広がることになる。

Outlookと同期できる便利なメール機能

Outlookメールの同期

「Outlookからメールなどの最新データをそのまま同期」 クリックで拡大
付属のCD-ROMを使いパソコン側にWindows Mobile デバイスセンターをインストールしておけば、パソコンのOutlookからメールなどの最新データをそのまま同期できる。メールデータはOutlook Mobileで参照可能。返信や送信機能も使えるが、実際の送信はパソコンとの連携を待って行うという仕組みだ。もちろん同期を取らないメールアカウントであれば、そのまま送受信も自由に行える

スケジュールの同期

「電子手帳代わりとしても使える」 クリックで拡大
メールだけでなくアドレス帳や予定表も同期されるので、パソコン側で情報を一元管理しておけば、まさに電子手帳代わりとしても使える

タッチパネルを使った文字入力

「タッチパネルを使った文字入力画面」 クリックで拡大
タッチパネルを使った文字入力画面。一見使いづらそうにも思えるが、慣れてくると携帯電話の入力よりも素早く長文を入力できる。キーは、携帯電話風のテンキー表示のほか、フルキーボード表示にも変更可能

Windows Mobile搭載のスマートフォンがほかのスマートフォン製品に比べて絶対的に有利な点は、パソコンとデータを同期できるメール機能であろう。メールの作成・送信・受信といった作業であれば、一般の携帯電話でも行えるが、いつも使っているメールアドレスのデータをそのまま参照したりそこから返信したりといった作業は、Windows Mobileでないと行えない。ノートPCを持ち歩かないとできなかったような作業が、携帯端末で行えてしまうのである。

Windows Mobile機とパソコン(Windows)とのデータ連係には、付属の「Windows Mobileセンター」に含まれる「ActiveSync」というソフトを使用する。これをパソコン側にインストールしておくと、Windows Mobile機をUSB経由でパソコンに接続した際に、デバイスを自動的に認識し、パソコン側のOutlookと、Windows Mobile機側のOutlook Mobileとのデータを同期してくれるのだ。同期できるデータは、メールメッセージのほか、アドレス帳やメモ、スケジュールなど、Outlook上で管理できるあらゆるものに及ぶ。パソコン上でふだん管理している最新データをそのまま持ち出せ、管理の手間もいらないというのは非常に便利だ。

また、Windows Mobileでは、マイクロソフトの「hotmail」や、GoogleのGMailなど、ブラウザ上でメールを送受信するタイプのWebメールも利用可能だ。Webメールは、パソコン用のインターフェイスとして作られているため、基本的に一般の携帯電話では利用できない。しかし、パソコン並みのフルブラウザを搭載するスマートフォンであれば、一般のメール機能のほかに、上記のようなWebメールもブラウザ上から利用できる。自宅のパソコンでなくてもチェックできるWebメールを手軽に使えるというのも、スマートフォンの大きな特徴だ。

このほか、各携帯キャリアごとに付与されるメールアドレス(EMOBILEの場合は「EMNetメール」※サービス申し込みが必要)によるメール送受信と、ショートメッセージ(SMS)も合わせると、かなり多くのバリエーションが利用できる。まさにパソコンと同等かそれ以上の強力なメール機能を持っているのだ。

音楽、動画、画像に幅広く対応するメディアプレーヤー機能

Windows Media Player Mobile

「Windows Media Player Mobileの再生画面」 クリックで拡大
Windows Media Player Mobileの再生画面。縦横両方の表示に対応し、加速度センサーによって自動的に表示が切り替わる。解像度が高い液晶を搭載していることもあり、動画なども意外ときれいな映像で楽しめる

Touch Diamondの再生インターフェイス(フォト&ビデオ)

「独自のタッチインターフェイスによるファイル選択メニュー」 クリックで拡大
Touch Diamondは、独自のタッチインターフェイスによるファイル選択メニューを搭載している。表示されるサムネイルを上下にスライドさせるとファイルが切り替わり、軽くタップすると再生されるというインターフェイスは、iPhone 3Gとほぼ同じ

Windows Mobileは、Windows PCに標準搭載されるメディアプレーヤー「Windows Media Player」のモバイル版「Windows Media Player Mobile」を搭載する。再生できるファイルフォーマットは、基本的には本家Windows Media Playerと同じなので、パソコンで再生できるファイルはほぼすべて再生可能だ(対応ファイル形式はPART1参照)。

パソコンとのデータの同期に関してもWindows Media Playerを使用する。Windows Media Playerは、モバイルデバイスとの連携を考えて作られているため、Windows Mobile機も通常の携帯デジタルプレーヤーと同様に認識される。パソコン側のWindows Media Playerを開き、「同期」というタブでファイルを選択して、「同期リスト」にドラッグ&ドロップする。最後に「同期の開始」を押せば、ファイルが同期されるという寸法だ。ふだんWindows Media Playerを使っている人であれば、すぐに操作になじめるだろう。

ちなみにTouch Diamondは、本体内に4GBのメモリーを搭載している。さすがに、iPhone 3Gのように8GB/16GBというわけにはいかないが、この小型ボディでありながら、なかなかの容量といえる。通常の携帯電話は別売のMicroSDメモリーカードを使ってこうしたデータを保存するが、Touch Diamondはこうした外部メモリースロットを持たない代わりに、内部に十分なメモリー空間を搭載している。4GBというのは一見少なそうに思えるかもしれないが、1つ1MB程度の音楽ファイルやデジカメの画像だけなら相当な量のデータが保存できるし、数十MBの動画ファイルを保存したとしても、すぐにいっぱいになるような量ではない。スマートフォンとして考えれば十分な容量といえるだろう。

なお、近い将来マイクロソフトが運営する「SkyDrive」というインターネットハードディスク(25GB無償)などのサービスへ写真をアップロードするアプリが提供される予定らしい。これが実現すれば、Touch Diamondなどで撮影した写真をそのままインターネット上のストレージにアップロードすることも可能となり、メモリー容量を気にする必要もなくなる。

なお、Touch Diamondは、独自のタッチパネル操作によって、マルチメディアファイルの再生が行える。メインメニューから「ミュージック」を選ぶと、保存された音楽ファイルが1曲ずつ表示されるのだが、アイコンとしてアルバムジャケットなどが登録されていればその画像が表示される。そのアルバムジャケットを上下に指でなぞることで曲が切り替わるのだ。これは「フォト&ビデオ」というメニューでも同じで、タッチパネルを上下方向になぞると画像や映像のサムネイルが切り替わる。iPhone 3G(iPod touch)でも採用されている方法だが、操作的にはなかなかおもしろい。もちろん、普通にナビゲーションボタンを使って選択することもできるし、画面右側に表示されるボタンをタップすることでも切り替えられるので、好きな方法でファイルを選択し、再生を行えばいい。従来のWindows Mobile機にはなかった、こういう遊び心があふれているのも、Touch Diamondの大きな特徴といえる。

なお、音楽ファイルや映像ファイルを再生すると、本体背面のスピーカーから音が出るようになっているが、MAXボリュームにすると結構な音量になるため、まわりの人といっしょに音楽などを楽しむこともできる。ただし、一般に使われているようなヘッドホン端子が装備されていないため、ヘッドホンは付属のUSB接続タイプのものを使用することになる(変換アダプターを使えば一般のヘッドホンも使用可)。このほか、Bluetooth機能も搭載しているので、Bluetooth対応のワイヤレスヘッドホンも使用可能だ。

「Office Mobile」搭載なので、仕事のデータもすぐに確認

「Word Mobile」 クリックで拡大
Word Mobile
「Excel Mobile」 クリックで拡大
Excel Mobile
「PowerPoint Mobile」 クリックで拡大
PowerPoint Mobile

Windows Mobileのメリットとして、ビジネスシーンでは一般的に使われるOfficeドキュメントを扱えることがあげられる。それも、単純に見るだけの「Office Viewer」ではなく、編集まで行える本格的アプリ「Office Mobile」を搭載しているため、利用シーンも大きく広がるのである。

この機能がよく使われそうなシチュエーションとしては、メール添付ファイルの形でWordやExcelなどのファイルを端末側に送っておき、それを外出先などでチェックするというものがある。これを使えば、ドキュメントをいちいち紙でプリントアウトして持ち出す必要がないので、外出時の荷物なども少なくてすみ、いざというときにも困らない。なお、Windows Mobileでは、ファイルをUSB経由で転送することもできるので、パソコンと常にデータ同期を行っておけば、いつでも最新のファイルを参照できる。

さらにTouch DiamondなどのWindows Mobile機が搭載する「Office Mobile」は、転送したドキュメントに対して、さらに情報を追加したり修正したりできるのがミソ。使い方はさまざまだが、たとえば家計簿などをExcelでつけている場合は、外出先で購入したものをすぐさま記録できる。自動車の燃費記録などにも使えるし、外出先で出会った方の名刺情報をすぐさまドキュメントに落とすという使い方もできる。仕事先とのやり取りであれば、原稿をひとまずメールで送ってもらい、修正を施したうえで返信するといった使い方もできるだろう。通常ならノートPCを持ち歩かないとできないようなことが、こんな小さな端末1つで行えてしまうというのは、これまたちょっとした感動である。

320万画素カメラ、GPS、FMラジオ、ICレコーダー、電子辞書など、便利機能が満載

320万画素カメラ

「本体背面に320万画素のカメラを搭載」 クリックで拡大
本体背面に320万画素のカメラを搭載。機能はすべてタッチパネル上で選ぶようになっており、使い勝手もいい。オートフォーカス機能も搭載しているので、ピンぼけ写真も防げる

NAVITIME

「本体内にGPSを搭載」 クリックで拡大
本体内にGPSを搭載。ナビゲーションサービス「NAVITIME」を使えば、現在地確認はもちろんのこと、目的地までのナビや乗り換え案内も利用できる

FMラジオ

「FMラジオ」 クリックで拡大
国内メーカーの携帯電話では意外に搭載されることの少ないFMラジオ。付属するUSBヘッドホンがアンテナも兼ねる

辞書ウォーカー

「搭載される辞書アプリ「辞書ウォーカー英語」」 クリックで拡大
搭載される辞書アプリ「辞書ウォーカー英語」。ちょっとした英単語をサッと調べるのに便利なソフトだ

以上の基本機能のほかにも、Touch Diamondは、ふだんの生活で役立つさまざまな便利機能が搭載されている。

携帯電話では常識となったカメラはもちろん搭載されている。本体背面に用意されたレンズで撮影するカメラは3.2メガピクセル。とりわけ高画質というわけではないが、携帯端末としては実用的な解像度だ(ちなみにiPhone 3Gは2.0メガピクセル)。なお、本体正面側にも自分撮り用のサブカメラが搭載されており、場合によって使い分けることができる。

また、iPhone 3Dに搭載されていたようなGPS機能も搭載している。GPS機能は最近の携帯電話ではかなり多くの機種に搭載されるようになってきているが、スマートフォンではまだ珍しく、Touch Diamondのようなスリムで小型のモデルに搭載されるのも珍しい。GPSを使うアプリとしては「NAVITIME」が搭載されており、「プログラム」から起動することが可能。現在位置確認をはじめ、サービス契約を行えば、乗り換え案内などの機能も利用することができる。

また、あると便利な機能として、FMラジオ機能やICレコーダー機能なども搭載している。FMラジオ機能は、携帯オーディオプレーヤーではよく見られる機能だが、なぜか国産の携帯電話では一部製品にしか搭載されていない。音楽以外にさまざまな情報を聴取できるFMラジオは、外出先では意外と重宝する。

また、ICレコーダーもあると便利な機能の1つ。別途ICレコーダーを持ち歩くほどではないが、ちょっとした記録などに使いたいというシチュエーションは結構多い。そんなときに、持ち歩いている携帯端末で手軽に録音できるというのはありがたい。最近の携帯電話ではかなり多くの機種が搭載するようになっているが、iPhone 3Gでは標準でサポートされない。

このほか、標準搭載アプリとして、ソリティアなどのミニゲームのほか、「辞書ウォーカー英語」などの実用的なものも搭載している。本格的な電子辞書にはかなわないが、ちょっとした単語を調べたいといった場合には便利なアプリである。これ以外にも、Windows Mobile用に開発され公開されているアプリは数多く存在するので、いろいろ探してみるのも楽しいだろう。

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