お気に入りの衣類をあきらめない、驚異のシミ抜きテク!
シミ抜きを得意とするカミヤクリーニング3代目の神谷さん。クリーニングに出しても「取れませんでした」と返ってくることも多いシミ抜き。果たして落とせないシミはあるのか、そしてその極意とは?
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これがシミ抜きの研究室ならぬシミ抜きスペース。薬品がズラリ!
店内に通され、そこで見たのは、クリーニング屋さんの中とは思えない実験室のような一角。「ここでシミ抜きをやってるんです。薬品がいっぱいでしょ?」。むむむ、業者専用の薬品がズラリ。でも、それをつければ落ちるっていうほどシミ抜きは甘くなさそうです。
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洋服用のドライヤー。さすがに髪は乾かせませんよね(笑)。
「シミ抜きは、素材とシミの原因を見極めるのが大切。もう分子レベルの話ですね」。聞けば、12、3年も前からシミ抜きの研究をしている神谷さん。他店でダメだった衣類が島根や三重から送られてくることもあるというから驚き。
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まるでドリルのような機械も使いながら、最適なシミ抜きを行っていきます。
ちなみに、落ちないシミってあるんですか? 「ないと言いたいですけど、ありますよ(笑)。綿や麻に墨汁は薄いグレーにするのが限界。でもそれ以外はほとんど落とせますよ。逆に染めるなんてことも」。え、染めるんですか? クリーニング屋さんで“染める”って?