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2008年12月14日(日)

大麻「薬物連鎖の入り口」
甲府でセミナー 男性4人が体験談

大麻依存症の経験などを話し合ったセミナー=甲府・県ボランティア・NPOセンター
 
 「たばこと同じ」「ほかの薬物は怖いけど大麻なら…」。山梨ダルクを支援する会が13日、甲府・県ボランティア・NPOセンターで開いた薬物依存症セミナーで、大麻依存症に苦しんだ男性4人が体験を語った。大麻を吸い始め、のめり込み、エスカレートしていった経緯、依存症から回復することの難しさ−。安易な気持ちで大麻に手を出すことの危険性を訴えた。県内では今年、大麻摘発者が過去最多ペース。全国の有名大学の学生らによる大麻事件も相次いでいる。専門家は「大麻は覚せい剤など、ほかの薬物に移行するきっかけになる」と指摘した。
 「大麻に怖いという気持ちはなかった。たばこと同じ感覚」。18歳の時に初めて大麻を吸ったという男性(43)はセミナーの参加者を前に、淡々とした口ぶりで語った。「この程度の快感ならと、覚せい剤などハードなドラッグにエスカレートしていった」
 同会は薬物依存からの回復を目指す人たちの自助組織「山梨ダルク」の支援活動を行っており、セミナーは大麻依存症の実態を知ってもらおうと初めて開催した。県警によると、県内では今年、9月までに24人が摘発され、過去10年で最多。県立高校生や私立大生が含まれるなど、若者への大麻汚染が深刻になっている。
 住吉病院(甲府市)の大河原昌夫副院長は、大麻が引き起こす不安感や幻覚などの障害について講演。「大麻に依存する傾向を持つ人は、覚せい剤など、より危険な薬物にはまる恐れがある」と述べ、大麻は常習性がなく、無害などとする説を否定した。



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