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ジンバブエ:コレラ禍深刻…死者775人、感染1万人超

 【ヨハネスブルク高尾具成】アフリカ南部ジンバブエでコレラ禍が深刻化し、国連は9日現在の統計で、8月以降の死者数が775人、感染が疑われるのは1万6141人と発表した。世界保健機関(WHO)は感染者が最大6万人に膨れ上がる危険性も指摘した。

 政府は国際社会に支援を要請したが、3月の大統領選後も与野党対立による政治混乱が続いており、英米仏などはムガベ大統領の失政が原因と非難を強めている。

 ジンバブエではごみや汚水の処理システムが崩壊状態で、給水停止や井戸水が枯れた地域での安全な水の確保が難しい。また公立病院は薬剤不足に加え、給料未払いで医師や看護師が出勤を拒否し、医療施設としての機能が停止している。

 国外へ脱出する国民も増え、周辺国への感染拡大も懸念される。

毎日新聞 2008年12月14日 0時41分

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