12日午後10時ごろ、滝川市立病院から「保護室で患者が暴れている」との通報が滝川署にあった。約40分後、駆けつけた署員3人が病院職員2人とともに患者の少年(18)の手足を押さえうつぶせにし、医師が鎮痛剤を注射すると容体が急変。呼吸が弱まり、13日午前1時過ぎに死亡した。遺体を司法解剖した結果、死因は窒息死と分かった。
調べでは、少年は12日午後5時20分ごろ、芦別市の自宅で包丁を手に暴れ、芦別署員が同院に搬送。睡眠導入剤を投与されいったん落ち着きを取り戻したが、再び暴れたため入院していたという。
滝川署の斉藤悦夫副署長は「署員は無理に押さえつけたのではないと聞いている。正当な職務行為と思う」と話した。【大谷津統一、西端栄一郎】
毎日新聞 2008年12月14日 0時00分(最終更新 12月14日 0時06分)