経済協力開発機構(OECD)が29の加盟国と11の非加盟国の満15歳の学生28万人を対象に調査を行った結果、韓国の学生は他国に比べてPCを娯楽用として多く使っていることが分かった。
インターネット上から「音楽ファイルをダウンロード」するためにPCを使用する学生の比率は韓国が調査対象国で最も高かった。 調査対象5612人の79%が音楽ファイルをダウンロードするためにPCを使用していた。 米国は64%、OECD加盟国の平均は49%だった。
「インターネットチャット」は世界3位(全体学生の73%)だった。 この部門の世界1位はカナダ(83%)。
PCで「学校の勉強」をしたり、「プログラミング」をする韓国人学生は少なかった。 「学校の勉強」のためにPCを使う学生の比率は19%(OECD平均は30%)にすぎず、「プログラミング」に活用する比率は8%(OECD平均23%)と40カ国中39位だった。
教育部のチョン・ジョチョル知識情報政策課長は「韓国のインターネット環境は世界レベルだが、学生が活用する情報通信技術の質は低いという結果が出た」と語った。
韓国の場合、自宅でコンピューターを使用できる学生の比率は98%で、スウェーデンと並んで1位となり、学校でも学生1人当たりのコンピューター台数(0.27台)も米国、オーストラリアに次いで世界3位だった。
韓国放送通信大の郭徳薫(クァク・ドクフン)教授は「入試に苦労する韓国の学生がストレス解消用としてPCを使用している」とし、「劣悪な教育環境を改善するのが問題の核心」と語った。