2008年12月11日 (木)

信頼の前借り

それが「約束」なのかと思う

商売をするにはお金が必要。
時間をかけてお金を貯めていき、

貯めたお金で、
さらに商売を拡大する。

これが基本。

 
ただ、
成長のスピードを早めるために、
銀行に借り入れをして、
商売を拡大する。

拡大して、
でた利益で銀行への借り入れを返す。

当たり前だが、返せない場合は、
ゼロに戻るのではなく、

借りた分だけマイナスになる。
  

信頼も同じような気がする。

 
信頼を得るのには実績が必要。
時間をかけて信頼を積み上げて、
 
積み上がった信頼で、
より責任のある役割を得る。

これが基本。

 
ただ、
より責任のある役割を早く得るために、
信頼を借り入れる必要があるのだろう。

 
それが
「約束」なのかもしれない

 
例えば、

「この企画成功させますので、
 私に任せてください」

といって、
上司に不安な顔をされながら任される。

任されて、成功した。

 ⇒ 信頼度アップ。

任されて、失敗した。

 ⇒ 信頼度マイナス。

 
会社も個人も
いろんなところで、
いろんな約束をしていて、

多くの信頼の前借りをしている。

 
そして、
その前借りした信頼を
返済しなかった場合、

周囲の人たちは、
いつの間にかいなくなるのだと思う。

 
ある意味、返済しなかったら
取立てに来てくれる金融機関は

優しいのかもしれない。

 

グッドorニュー

昨日は、取締役をしているグループ会社さんの
全社忘年会がありました。

約2年前から担当させていただいており、
全社員が参加する会にも年に1度か2度くらい
招待していただいているのですが、

ここ2回の会は、それまでとは、明らかに
盛り上がりが違ってきました。

今年、数人の方が入れ替わることで
ここまで会社の雰囲気が変わるのだと
あらためて感じました。

今後が楽しみです。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月10日 (水)

信号無視

意志を尊重する

この年になって、
赤信号に敏感になりました。

以前、娘と息子が
自転車に乗っていたときのこと

道幅2メートルくらい
全く車の気配がない道で、

けなげにも、
信号を守っていると、

2人のおじさんが前から信号無視をして
渡ってきました。

娘と息子は、私の顔を見て

 信号は守らないとダメなんだよね?

と問いかけてきました。

 
それ以来、
車が通っていない道でも、
信号を守ろうとしている人がいたら

 その人の意志を尊重して

一緒に守る

か、見えないところで渡る

ように心がけています。

 
そして、それと同時に、社内でも、
規則にこそなっていないマナーなどで
自分が気にしていないことなども、

守る人の意志を尊重する配慮が
必要ではないかなと思いました。

 

グッドorニュー

昨日は、前職時代のテニス部で
「当時若手だった」メンバーのうち、

ニュージランドで働いている二人が
帰国しているとのことで、急遽、
忘年会がありました。

抜けている人が多いのか?
いつも終始笑いの絶えない楽しい会なのですが、

今回は、お店の人もかなり抜けていて、
会を盛り上げてくれました。

その中でも一番印象的だったのは、

「八海山のロック」

日本酒のロックというのは、
いろいろな意味でおいしかったです。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 9日 (火)

カンペキな思い込み

意外に多い

「カンペキ」という文字を
漢字で書けますでしょうか?

いちおう、
問題のポイントは、
カンペキの「カン」ではなく、

「ペキ」

の方ですので、

「カン」でつまづいている方は
無理しなくていいです。

 
この話を聞いたセミナーでは、

この問題の正解率は
だいたい1~2割くらいだそうです。

 
しかも、
ほとんどの人が
同じところで間違えているとのこと。

 
「カンペキ」という漢字は
よく見る文字だし、
昔から変わってないはずなのに・・・

 
と思うと、

 思い込みや先入観

を実感しました。

 
人というのは、
わかったつもりでいても
 

 カンペキではない

 
ということを
肝に銘じておかねばいけませんね。

 

グッドorニュー

週末に、サイボウズと阪神の藤川球児投手が主催する
骨髄バンク支援イベントがあり、阪神の藤川球児投手ほか、
久保田投手、橋本投手、ヤクルトの高井投手と一緒に
家族で野球教室に参加しました。

藤川投手と記念撮影
Photo

 

 

 
そして、グローブにサインももらいました。
ちなみに、そのグローブの反対の端には、
元巨人の桑田投手のサインがあります。

これで

完璧  です。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 4日 (木)

練習と試合

練習は辛い、試合は楽しい

採用の面談をしていて、
たまに、

 楽しく仕事をしたいです!
 
 仕事を楽しめる会社に就職したいです!!

という言葉を聞きます。

 
確かにその考えは、共感できますし、
自分自身でもよく口にする言葉です。

 
ただ、最近少し感じるのは、

 仕事を楽しむ

の表面的なところだけが
伝わっているのではないかということです。

 
クラブ活動で例えると、
当たり前ですが、

筋トレやランニングや反復練習の
ひとつひとつは、
  
 あまり楽しいものではない。

 
どちらかというと、
 
 辛いことの方が多い。

 
さはされど、
うまくなりたい、勝ちたいという
 
 より大きな理想があるため

その練習の辛さを「楽しい」という言葉に
昇華させることができるのだと思う。

  
さらにいうと、その辛い練習を 
 
 乗り越えたもののみが

練習は楽しかったと
言えるのかもしれない。

 
つまるところ、 

 仕事は辛い

と思っていたほうがいいということ。

 
 

グッド&ニュー

明日は、大阪で第二回目の
就職活動セミナーを開催します。

既にたくさんの応募はあるようなのですが、
まだ席に余裕もあるようなので、
もしよろしければぜひご参加ください。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 2日 (火)

学んだ上にお金がもらえる

仕事

先日、中堅社員研修を実施しました。
今回は新たに考えた研修も試してみました。

初めての試みであった研修については、
参加者の主体的な姿勢もあり、参加者のみんなも
学んだことはあったようなのですが、

私としても、あらためて気付かされる部分が多く、
とても勉強になりました。

 
自社で研修を始めて、約3年になりますが、
毎回、自分自身が研修の内容や方法について学ぶことがあり、
当初に比べ研修のクオリティーは、
確実に上がっていると感じます。

 
そう思うと、銀行員から転職し、
財務責任者として東証上場を経験し、
管理本部長として、裁判も経験しましたし、
広報や情報システムなど、
いろいろなことを経験できました。

そして、人事本部長として、メンバーとともに
人事制度について考え、多くの人の採用面談をし、
何百回と会社説明会で会社の話をさせていただき、

 
その経験から、お陰様で、今では
講演の依頼まで来るようになりました。

 
もちろん、お金をもらっている以上に頑張ろうと
その都度、努力してきてはいるつもりですが、

あきらかに今よりも未熟な過去の自分に
これだけの機会を与え続けてくれたサイボウズという会社、
つまり、その会社を構成する全てのみなさんに
感謝せずにはいられないです。

 
これは、どの職種についても同じで、
お客様、株主様、パートナー様、いろいろな方々に
育てていただいているのだと思います。


サイボウズに入社する前は、
こんなことを考える人間ではなかったので、
そんな自分にもびっくりですが
これも成長なのかと考えたりします。

 
引き続き、学び、成長させていただき、
そして、その機会をくれたサイボウズに
恩返しができればと思います。

 
それが伝承でしょうか。

 

グッドorニュー

何と、サイボウズが、日本経済新聞社主催
「にっけい子育て支援大賞」を受賞いたしました。

まだまだ実績も少ない私たちがこのような賞を
いただけるなんて、甚だ恐縮ではありますが、

この賞に恥じないよう、引き続き、
継続、改善していきたいと思います。

ありがとうございました。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年12月 1日 (月)

文化の輸出

チームワークを輸出する

トヨタさんが車だけでなく、
「カンバン方式」や「カイゼン」
という文化を輸出したように、

サイボウズも

グループウエアや情報共有ソフトを
輸出すると同時に

チームワークという文化

を輸出したい。

 
おそらく、欧米にも
「カイゼン」という文化があったのと同じで、

「チームワーク」という文化は、
すでにあるのだと思う。

 
ただ、

日本人が考えるチームワーク
サイボウズが実践するチームワーク

というのは、
それはそれで新たな価値を生む文化に
できるのではないかと思う。

 
ソフトやサービスだけでなく、
そんな文化まで輸出し、

世界を豊かにできるなんて
なんともワクワクする話だと思う。

 
と同時に、それを既に実践している
となりのトヨタさんの偉大さをあらためて感じる。

 
最敬礼。

 

グッド&ニュー

日曜日から上海に来ています。
東京より少し寒いです。

今回は、グローバルでの一体感を
醸成するために、現地法人の経営陣に
サイボウズの人事制度の考え方や社内研修で
共有しているモチベーション創造メソッドなどを
説明しています。

国や文化が変われども、本質的な考え方には、
共感してもらえ、サイボウズの価値観も
グローバル化しつつあると手応えを感じています。

まさに、これこそがチームワーク文化の
輸出だと思うので、浸透できるようがんばります。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月27日 (木)

感動的なスピーチ

夢が共有できること

以前参加した研修で、
マーチン・ルーサー・キング牧師の
スピーチ映像を見る機会がありました。

 I have a dream ...

というフレーズは、
あまりにも有名ですが、

たった、
3分程度のスピーチにもかかわらず、
心に響き、とても感動しました。

 
そのスピーチを思い返してみると、
3つの特徴があるように感じました。

 
1.具体的に想像できる


自由、平等、正義という
崇高な理念もあるのですが、

 ジョージアの赤い丘で、
 奴隷の息子と主人の息子が
 兄弟として腰をおろす

など、聞いてる人々が
一緒に想像できる夢だと思いました。

 
2.話している本人が主体的

当たり前かもしれないですが、

 私の、私は、私が

などの言葉から、

自分が実行していこう
という意志を感じ、
熱意が伝わりました。

 
3.スピーチにリズムがある

文章の構成で同じフレーズを

 何度も繰り返す

ことで非常にリズミカルで
とても聞きやすいスピーチでした。

 
というような特徴により、
 

 夢が多くの人に伝わる

 
のかなと感じました。

これを参考にし、
しっかりと夢を伝えていきたいと思います。

 
 

グッドorニュー

昨日は、2010年新卒向けの
就職活動支援セミナーを開催しました。

約1年ぶりのセミナーで、
これまでと少し趣向を変えてみたので、
実は、少し緊張していたのですが、

参加してくれた学生のみなさんの
反応もよく、ホッとしました。
 
年内に東京と大阪で各1回開催する予定ですので、
就職活動中の学生のみなさん、ぜひ、ご参加ください。

詳細はこちら

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月25日 (火)

千里の道も

熱意から

新しいものは熱意から生まれる。

やりたい、実現したい、なりたい
という熱意が人を行動させる。

 
コンテストの参加者に優勝したいかと問う。
もちろん、優勝したいと答える。

その思いを熱意という。

 
同様に、世界一のプログラマーになりたいかと問う。
なれればいいなとは思うが、
もちろん、なりたいです、と答えれる人は
それほど多くないと思う。

 
目標が遠すぎると、熱意はそれほどわかない。

 
ただ、目の前の優勝したいという熱意が
強ければ強いほど、今を一生懸命に行動する。

 
そして、その優勝にこだわり、
最後の最後まであきらめずに努力する。

 
そうすればするほど、
優勝したときの喜びは一段と大きくなる。

 
その大きな喜びが、次の目標を創り、
それが新たな熱意となり、人を動かす。

 
同様に、最後の最後まであきらめずに努力すれば、
負けたときの悔しさは一段と大きくなる。

 
そして、その悔しさが、次の目標を創り、
それが新たな熱意となり、人を動かす。

 
実は、その新たな熱意が、
世界一のプログラマーというとてつもなく大きく、
遠く感じる目標への一歩となっている。

 
高い志を抱くのは大切である。

ただ、その志に近づくのは、目の前の目標に対して、
一つ一つ一生懸命取り組むだけである。

 
それを

千里の道も一歩から

という。

 

グッドorニュー

週末にEPOCH@まつやまに行って来ました。
北は岩手から南は沖縄の激戦を勝ち抜いた
高校生から大学生が集まり、
最後まで熱戦を繰り広げてくれました。

個性豊かなメンバーが戦うだけでなく、
刺激を受けたり、教えあったりして、
切磋琢磨し、仲良くなっていく姿を見て、

優劣をつけるだけでない、
とても意味のあるコンテストだなと感じました。

ぜひ、今後も長く続けれるよう、
サイボウズとしても協力していきたいです。

お疲れ様でした。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月20日 (木)

同期の絆

一生の宝

前職の同期会があった。

前職の同期は、132人。
もう15年来の付き合いになる。

 
ただ、私が退職してからもう9年近くが経ち、
サイボウズの方が長くなった。

参加している同期は、
誰が残っていて、誰が退職しているのかさえ、
あまりよくわからない。

 
にもかかわらず、昔と同じように
よくしゃべり、大声で笑い、熱く語り合う。

不思議な関係だ。

 
そして、あらためて思う。

私が前職で得た、一番の財産は
同期だと言っても過言ではない。

 
サイボウズの社内に
学閥のような派閥など不要だと思うのだが、

唯一あってもいいのは、
同期閥だと思う。

 
同じ時期に入社し、
同じような苦労をともにし、

ともに悩み、ともに苦しみ、
ともに喜び、ともに笑う。

 
同期は、敵ではない、
同期は、一番の見方である。

 
そして、
 
同期は、一生の宝になる。

 
サイボウズも、そんな貴重な財産を
つくってもらえる会社にしたい。

 

 
グッドorニュー

昨日は、前職の同期が転職するということで、
同期で壮行会を行いました。

130人いた同期のうち25人くらいが集まり
旧交を温めつつ、刺激を受けました。

何度会っても、人として魅力のあるメンバーで、
本当に稀有な銀行だったとあらためて感じます。

それと同時に、この縁を与えてくれた興銀に感謝です。

| コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月19日 (水)

サイボウズ 広告の五カ条

青野師匠、魂の伝承

昨日のエントリでは
「マスコミュニケーションとは」について書きましたが、

 どう表現するか

について、サイボウズには、
創業期から広告宣伝を担当していた
社長の青野が伝承する秘伝の巻があります。

 
 一、目立て!

  ・お客様の目に入らない広告からは、何も生まない。
  ・見てもらい、知ってもらって初めて次につながる。
  ・お客様の目をくぎ付けにするくらい目立て。

 
 ニ、笑顔にさせろ!

  ・せっかく広告を見ていただいたのだから、
   まずお客様を喜ばせよ。
  ・サービス精神あふれる企業なのだから、
   サービス精神あふれる広告で、その姿勢を伝えよ。

 
 三、言いたいことを言うな!

  ・たいていの場合、こちらが言いたいことは、
   お客様にとってはどうでもいい。
  ・まず、お客様に喜んでもらい、
   それとなく言いたいことを伝えよ。

 
 四、話題にさせろ!

  ・広告を見るのは一人でも、
   その一人から無限に伝わる可能性がある。
  ・見た人にしゃべらせよ。
  ・しゃべる元気を与えるくらいの広告を作れ。 

 
 五、メリットは具体的に! 

  ・難しい概念を出して、
   お客様に理解の手間をかけるな。
  ・概念よりも具体例。
  ・要するに、何がどう便利になるのか、
   心に響く具体例を探し出せ。

 

これは、青野が
自らの責任で実行し、学び、成長して得たものを
サイボウズのメンバーに伝えていこうというものであり、

まさにこれを
 

  自立と成長と伝承
 

といいます。

 

グッドorニュー

昨日、神楽坂にある昔からの馴染みの
焼き鳥屋さんの大将から

新しくテーブルを買って、
最初に使ってほしいから来てください

と電話がありました。

あからさまな営業をしてくる人ではないので、
素直に嬉しいなと思い行って来ることにしました。

楽しみです。

| コメント (0) | トラックバック (1)