古田知事と談笑する永井清史さん(左)=岐阜市の岐阜グランドホテルで
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4年前のアテネ五輪の代表選考に漏れた挫折を乗り越えて北京で銅メダルを獲得し、今年の中日ぎふ体育顕彰を受けた美濃市出身、岐阜市在住の競輪選手永井清史さん(25)=日本競輪選手会岐阜支部。13日、岐阜市長良の岐阜グランドホテルで開かれた贈呈式では、賞のブロンズ像を手に、控えめな笑顔で喜びを表した。
県内には2つの競輪場があり、地域に密着したスポーツながら競輪選手の受賞は初。自転車関係では、2004年の岐南工高自転車競技部などがある。
贈呈式の後、永井さんは古田肇知事らと懇談、競輪界の裏話や五輪にかけた意気込みを明かした。「競輪にはオフシーズンがないので休めず、疲れはたまっています」とテレビ出演などもこなした五輪後の忙しさに苦笑いもみせた。
年の瀬には、今年最も活躍した競輪選手9人で競い日本一を決める大レース「ケイリングランプリ」(30日、神奈川県平塚競輪場)への初出場が控え、1日8時間の練習を続ける。
メダルで競輪ファン以外にも知られるようになったが「プレッシャーはありません」と断言。「ライバルに負けたくない」と、メダリストとしての意地ものぞかせた。「競輪で日本一になれるように頑張りますので、競輪場に来て応援してください」と話していた。
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