2008年12月13日 21時4分更新
古いお札などを燃やして来年の無病息災を祈る、「お火たき大祭」が岡山市の最上稲荷で始まりました。
「お火たき大祭」は、お札や護摩木などを燃やしてことしを無事に過ごせたことを感謝するとともに来年の無病息災を祈るもので、「最上稲荷」として親しまれている岡山市の妙教寺には僧りょや地域の住民など300人が集まりました。
夜明け前の午前6時から行われた点火式では、火をのせたみこしを担いだ僧りょたちが暗闇のなかを行進し、本殿前の広場まで火を運びました。
広場には、1年を通して寺に寄せられたお札や護摩木およそ5000体が積まれていて、僧りょたちは点火したあと、無病息災を祈とうしました。
お札を燃やす火に当たると1年を無病息災で過ごせるといわれていて、訪れた人は自宅から持ってきた紙や木のお札を燃やしながら手を合わせていました。
岡山市から来た女性は、「ここまで家族が無事に過ごせたことを感謝しました。
年末までは、一日一日を大事に過ごしたいと思います。
」と話していました。
「お火たき大祭」は、14日午後6時まで行われ、2日間でおよそ20万体のお札が燃やされることになっています。