2004年11月20日
(上)これが巨大ホイホイもどき(下)ゴキブリになって入ってみました。
筆者、バーバラの持論に、「男は、重いものが持てて、ゴキブリが追っ払えて一人前」というのがある。これを男性に話すと、「いやあ…、重いものは大丈夫だけれど、ゴキブリは…」という輩が多い。
だが、バーバラにそれを嘆く権利はない。バーバラもゴキブリが苦手であるからだ。というか、「ゴキブリ得意!」という方がいたら、お目にかかってみたいくらいだ。ぜひ、我が家の嫁に来ていただきたい。性別は問わない。
さて、そのように嫌われ者のゴキブリであるが、朝、テレビのニュースを見ていたら、足立区生物園なる場所で「きらわれものの生き物たち展」なる催しがひらかれているそうだ。展示物は、上述のゴキブリをはじめ、ダニ、ヘビ、カエル、ハチ……。身の毛もよだつイヤイヤ生きものたちばかり。
そのとき、バーバラの中では「うおっきもちわりー!」という声と、「うおっ行かねばなるまい!」という二つの絶叫が聞こえた。人は皆、気持ち悪いものと下ネタが大好きなのだ。自宅で出るゴキブリは嫌だが「展示されている」ゴキブリは見たい、ああ人間とはなんと複雑な生きものなのであろう。
足立区生物園は、東武伊勢崎線竹ノ塚駅徒歩15分のところにある、元淵江公園内にある建物だ。入場料は大人300円とリーズナブル。
取材当日はまずまずの人出。受付で「今日はたくさん人が来ていますか?」とたずねたところ、「ええ、土日ですからたくさんいらっしゃっていますね」とのこと。テレビで紹介したからと言って、即日大入り満員にはならないらしい。
入り口入ってすぐ右手に、お目当ての「きらわれもの生き物たち展」はあった。
展示スペースは小さいが、その気持ち悪さたるや…。オエエエエエエ!
まず、人目を引くのが、「ごきぶりホイホイ」そっくりなゴキブリ捕獲器と、ゴキブリ変身セット。これでゴキブリになって、ゴキブリ捕獲器に入ってみようと言う子ども向け展示なのであるが、これをやらない手はない! 周囲の白い目を浴びながら、いい大人のバーバラがゴキブリに変身! そして、捕獲器に入ると……わあああああ!
誰だ、こんなところにヘビの模型を置いたのは……。寿命が縮んだ。
ここでも目玉は、もちろんゴキブリである。松竹梅でいうところの松・特上のゴキブリが透明のケースに満載……。うわあぁぁぁ、ぎょえぇぇぇ、ひえぇぇぇ! と叫びながらカメラを向ける。気持ち悪いことこの上ないが、こちらに向かってくる心配はない。さぶイボを立てながらまじまじと……見られるわけがないでしょう!
係員さんの説明によると、このゴキブリは、製薬会社で実験用に飼育されているもので、汚くないのだそうだ。「じゃあ、理屈としては、食べられるわけですねえ」というバーバラの問いにひきつりながら「そ、そうですね」というお答え。
重ねてきいてみる。「お姉さんは、このゴキブリ、手でいけちゃうわけですか?」
係員さんはさらにひきつりながら、「いえ、わ、私は…。私の上司でしたら、手でいけると思います。昆虫大好きなので」とのこと。さすがに、手でゴキブリをつかめちゃう人は少ないのかもしれない。しかし、バーバラの知人には素手でスズメバチいけちゃう人がいるので、世の中いろんな人がいるものだ。
ゴキブリのほか、ダニを顕微鏡で見たり、ハチの巣を触ったりでき、カラスの巣の展示などがある。
「なーんで、ゴキブリを見て不愉快になるために、電車賃かけて、入場料を払っていかなくてはならんのだ!」というアナタは見ずともよろしい。だけれど、人間は、気持ち悪いものと下ネタが大好きなのだ。
ほう〜ら、行きたくなってきたでしょう? うりうり。
いくら何でも、初めてのデートにはお勧めできないが、つきあい始めのデートにはお勧めである。「いやー気持ち悪い!」「大丈夫だよぅ」と意味もなくいちゃいちゃできる。バーバラ、その点は保証いたします。
「きらわれものの生き物たち展」は11月30日まで、足立区生物園で開催されている。(バーバラ・アスカ)
だが、バーバラにそれを嘆く権利はない。バーバラもゴキブリが苦手であるからだ。というか、「ゴキブリ得意!」という方がいたら、お目にかかってみたいくらいだ。ぜひ、我が家の嫁に来ていただきたい。性別は問わない。
さて、そのように嫌われ者のゴキブリであるが、朝、テレビのニュースを見ていたら、足立区生物園なる場所で「きらわれものの生き物たち展」なる催しがひらかれているそうだ。展示物は、上述のゴキブリをはじめ、ダニ、ヘビ、カエル、ハチ……。身の毛もよだつイヤイヤ生きものたちばかり。
そのとき、バーバラの中では「うおっきもちわりー!」という声と、「うおっ行かねばなるまい!」という二つの絶叫が聞こえた。人は皆、気持ち悪いものと下ネタが大好きなのだ。自宅で出るゴキブリは嫌だが「展示されている」ゴキブリは見たい、ああ人間とはなんと複雑な生きものなのであろう。
足立区生物園は、東武伊勢崎線竹ノ塚駅徒歩15分のところにある、元淵江公園内にある建物だ。入場料は大人300円とリーズナブル。
取材当日はまずまずの人出。受付で「今日はたくさん人が来ていますか?」とたずねたところ、「ええ、土日ですからたくさんいらっしゃっていますね」とのこと。テレビで紹介したからと言って、即日大入り満員にはならないらしい。
入り口入ってすぐ右手に、お目当ての「きらわれもの生き物たち展」はあった。
展示スペースは小さいが、その気持ち悪さたるや…。オエエエエエエ!
まず、人目を引くのが、「ごきぶりホイホイ」そっくりなゴキブリ捕獲器と、ゴキブリ変身セット。これでゴキブリになって、ゴキブリ捕獲器に入ってみようと言う子ども向け展示なのであるが、これをやらない手はない! 周囲の白い目を浴びながら、いい大人のバーバラがゴキブリに変身! そして、捕獲器に入ると……わあああああ!
誰だ、こんなところにヘビの模型を置いたのは……。寿命が縮んだ。
ここでも目玉は、もちろんゴキブリである。松竹梅でいうところの松・特上のゴキブリが透明のケースに満載……。うわあぁぁぁ、ぎょえぇぇぇ、ひえぇぇぇ! と叫びながらカメラを向ける。気持ち悪いことこの上ないが、こちらに向かってくる心配はない。さぶイボを立てながらまじまじと……見られるわけがないでしょう!
係員さんの説明によると、このゴキブリは、製薬会社で実験用に飼育されているもので、汚くないのだそうだ。「じゃあ、理屈としては、食べられるわけですねえ」というバーバラの問いにひきつりながら「そ、そうですね」というお答え。
重ねてきいてみる。「お姉さんは、このゴキブリ、手でいけちゃうわけですか?」
係員さんはさらにひきつりながら、「いえ、わ、私は…。私の上司でしたら、手でいけると思います。昆虫大好きなので」とのこと。さすがに、手でゴキブリをつかめちゃう人は少ないのかもしれない。しかし、バーバラの知人には素手でスズメバチいけちゃう人がいるので、世の中いろんな人がいるものだ。
ゴキブリのほか、ダニを顕微鏡で見たり、ハチの巣を触ったりでき、カラスの巣の展示などがある。
「なーんで、ゴキブリを見て不愉快になるために、電車賃かけて、入場料を払っていかなくてはならんのだ!」というアナタは見ずともよろしい。だけれど、人間は、気持ち悪いものと下ネタが大好きなのだ。
ほう〜ら、行きたくなってきたでしょう? うりうり。
いくら何でも、初めてのデートにはお勧めできないが、つきあい始めのデートにはお勧めである。「いやー気持ち悪い!」「大丈夫だよぅ」と意味もなくいちゃいちゃできる。バーバラ、その点は保証いたします。
「きらわれものの生き物たち展」は11月30日まで、足立区生物園で開催されている。(バーバラ・アスカ)
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