「幸福の科学」とマスメディア
第四権力に抗して戦ってきた過去への評価
最近「幸福の科学」を信仰している方からメールを頂くことが多くなりました。先日は予備校生で「自分は幸福の科学」の会員ですという方から携帯にメールがありました。
その内容ですが、「幸福の科学」は「いずれ日本は世界を導くような素晴らしい国家になる。」と教えており、自分も将来はそのような国づくりに役に立ちたいということでした。
さて、私は「幸福の科学」に対して、何ら利害関係を有する訳でもなく、いわんや彼らの教義信仰に是非を説く立場にないことも明白です。又この立場は今後も変化するものではありません。
しかし、私はかつて大川隆法氏が率いる「幸福の科学」を世界戦略放送の中で取り上げたことがありました。この世界戦略放送とはNTTの有料放送で、2年間続けました。
昨日、その原稿を改めて読み返して見たので、当時のことや私が感じたことなどを書いて見ることにいたします。私が取り上げたのは1991年頃に「幸福の科学」が講談社発行の「フライデー」の記事に関して、全国的に抗議行動を開始した時でした。
1991年9月に「フライデー被害者の会」を結成し、会員が全国で抗議のデモなどに立ち上がり、15日に開催された講演会では、週刊誌だけではなく、マスコミ全体に対しての戦いである様相を呈していたことです。
それまでは余り目立たなかった「幸福の科学」に対して、マスメディアは好奇な目を向け、特に景山民夫氏や小川知子といった著名人を先頭にしての戦いであっただけに興味をそそられたのでしょう。
これまでの静観する態度から、「幸福の科学」を叩く姿勢を鮮明にした訳です。当時「幸福の科学」はマスコミの標的にされましたが、教団はそれに対して全面的に戦う姿勢を貫きました。
我々はこの「幸福の科学」とマスメディアの一連の戦いの過程を見て、我々の感じた点を主張させて頂いた訳ですが、当時の放送をここで再現します。
世界戦略放送
マスコミを始め良識派ぶった文化人が、ここぞとばかりに<民主主義と近代合理主義>まる出しに「幸福の科学」を攻撃し逆に大川氏が<信仰と非合理主義>を持って対峙する図式は、戦後日本が内包する矛盾点の暴露という見地から大いに結構なことと言わねばなりません。
景山氏や小川氏といった著名人を先頭に押し立てる戦術の巧みさと共に、特筆すべきはこの“宣戦布告”が一宗教教団として最初になされた点です。
第四権力と言われて久しいマスコミは当然の如く自らに対した全面的な敵対者をこれまで迎えたことなどありませんでした。我々のような民族派からの偏向批判に対しては黙認すれば済むことでした。
しかし、100万人を超える会員を持つ教団が、全面的な敵対者として登場した以上、この対立は互いに己が存亡を賭けたものとならざるを得ないでしょう。
「幸福の科学」はこの宣戦布告によって、内部の結束はより強固なものとなる筈です。今後どうなるのか?その推移を見守って行きたい。
かつて大本教率いる出口王仁三郎氏が夢見た<霊的革命・神聖国家樹立>という“未完の意思”を体現する人物こそ大川氏その人である。
願わくば、中途半端な妥協に終わることなく、徹頭徹尾「戦後民主主義」の敵対者として活躍されることを切に祈念するものです。
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当時、この世界戦略放送は一日500人ほどしか聴いていませんでした。会員の人が聴いていたかどうかは分かりません。しかし、我々が以前から「幸福の科学」に対して我々の政治・思想の立場からエールを送り続けていたことは理解して頂けたと思います。
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