福岡

　筑前町の手柴豊次町長（７５）は８日開会した町議会冒頭の提案理由説明後に「組織は常に新鮮であるべきで、次期町長選には出馬しない」と表明した。手柴町長は旧三輪町助役から９５年５月に町長に就任。３期目途中の０５年３月、旧夜須町との合併直前に辞職。４月、合併後初の町長選に当選し、初代町長に就任していた。

　町議会では「合併に伴い協調と融和を公約に進めてきた。新進気鋭の後進に託したい」と述べた。取材に対し「４年前から１期限りと決めていた。後継者は白紙で、誰かを決めると不そんになる」と述べ、後継指名はしない予定。今後動きが出てきそうだ。

　町長選は既に、０９年４月１４日告示、１９日投開票と決めている。

〔福岡都市圏版〕