エクアドル大統領が債務不履行宣言、グローバル債の利払い停止
[グアヤキル(エクアドル) 12日 ロイター] エクアドルのコレア大統領は12日、外貨建て債務の不履行を宣言、「怪物」債権者と法廷で争う意向を表明した。
これを受けてエクアドルのドル建て債は急落した。エクアドルの債務不履行はここ10年で2度目。中南米では2002年のアルゼンチン以来。
不履行を宣言したのは、2012年償還グローバル債の15日期日の3100万ドルの利払い。エクアドルは過去の政権による債務の違法性を主張している。
コレア大統領は「利払い停止を命じた。われわれは国際的な法的措置に直面するなら、これに対応する」と述べた。
ベネズエラも債務の違法性について調査するとしているが、エコノミストによると、今回のエクアドルの措置が他の中南米諸国の債務返済方針に影響を与える可能性は小さい。
エクアドルの債務は約100億ドル、このうちグローバル債は2012年、2015年、2030年償還で総額38億ドル。
訪米しているエクアドルのパティノ政治担当国務相はロイターに対し、国際機関や他国への債務58億ドルの利払いは、今のところ続ける予定だと述べたが、今後停止する可能性を排除しなかった。
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