アマチュア選手なら誰もが夢見る五輪日本代表を
自ら辞退することなんてできるでしょうか？

「あれは賭けでしたね〜」

佐藤理恵選手は振り返ります。
アテネ五輪の時は少年のように澄んだ瞳が印象的でしたが、
今は自分の力で代表に戻ってきた強さが感じられます。

アテネは代走のみの出場。その後も出場機会には恵まれませんでした。

「なのに肩書だけは立派な代表で、そんな自分に納得できなくて。
この状況をいつか見返してやると思ってました」。

佐藤選手は日本代表を自ら辞退。
あえて自分を追い込む道を選択をしたのです。

「戻れなくなるかもという不安はなかったですか？」

「もちろんありました。周りからもとめられたし、自分から辞退なんて印象も悪いし。
でも、力をちゃんとつければまた呼んでもらえると思ったんです。
戻ってこれないようなら自分はそこまでの選手なんだと…」。

スラリとした長身にアイドル的なルックスからは想像もつかないほどストイックな覚悟は実を結びました。
日本代表に再び召集されたのです。

「感動しましたね〜。涙出そうになりましたもん」。

苦しいことを乗り越えた分、喜びも倍増することを彼女は知っています。

そんな佐藤選手の座右の銘は「逆にサンキュー」。
苦境は自分を成長させてくれるから、逆に有難うと思っていれば、楽しめる。

「マゾですね〜！笑」

ツッコむとすかさず

「どＭですよ〜！！」。

からっと爽やかな笑いがあたりを包みました。


『逆にサンキュー』
いい言葉だなあ。。

選手の一流哲学に触れられるからやっぱり取材はやめられません☆




天城ドームにて。ナインは・・・遠すぎ！？




実家で飼ってる犬。
北京にむけて、狂犬病の予防注射は打ちませんでした。
大丈夫かな・・・。