2008年11月26日(水)
VF甲府、井上ら8人に戦力外 スリム化、チーム再編へ着手
サッカーのJリーグ2部(J2)ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)が来季のチーム編成に向けて動き出した。VF甲府を運営するVF山梨スポーツクラブは25日、DF井上雄幾ら8選手との契約を継続しないと発表。チームのスリム化を目指す佐久間悟GMのもと、第2、第3の人の動きが予定され、J1昇格再挑戦へ向け、準備が進む。
サッカーのJリーグ2部(J2)ヴァンフォーレ甲府(VF甲府)が来季のチーム編成に向けて動き出した。VF甲府を運営するVF山梨スポーツクラブは25日、DF井上雄幾ら8選手との契約を継続しないと発表。チームのスリム化を目指す佐久間悟GMのもと、第2、第3の人の動きが予定され、J1昇格再挑戦へ向け、準備が進む。
来季の契約を結ばない「ゼロ提示」を受けたのはDF井上雄幾(31)、寄井憲(24)、山本僚(24)、MF保坂一成(25)、田森大己(25)、鵜飼建吾(23)、神崎大輔(23)、FW木村勝太(20)の8選手。
左サイドバックやアンカーなど複数ポジションで活躍した井上は「4年間、応援してくれたサポーターに感謝したい」とコメント。選手会長も務めた保坂は「大木(武前監督)さん、安間(貴義監督)さんの指導を受けることができてよかった」と語った。
「ゼロ提示」は昨季の6人から8人へ増えたが、今オフの改革はこれだけにとどまりそうもない。戦力外通知を受けた8人のうち、中心選手として契約を結んでいる、いわゆる「A契約選手」は井上だけ。大胆なチーム改革を行うにはA契約選手の枠を減らさなければならず、その交渉も水面下で進められている。
山形から期限付き移籍しているGK桜井繁はレンタル期間を延長せず、シーズンを通じてコンディションが上がらなかった鶴見智美(韮崎高出身)は現役を引退する見通し。ブルーノ、ジョジマールはレンタル移籍が検討され、ゼロ提示を受けながら移籍先を模索しているため発表が遅れている主力、大幅な年俸ダウンという事実上の戦力外通告を受けた主力もいる。
フロントは新たに導入されるアジア枠を利用しての補強も視野に入れ、空いたA契約枠を利用してFW、DFを補強する構え。来季は外国人FWを2トップに4−4−2システムへの変更も検討され、J1昇格を目指すチーム再編の動きは激しくなりそうだ。
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