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　10月より秋の新ドラマがスタート。その中で、2本のドラマにレギュラー出演している上地雄輔。

　『セレブと貧乏太郎』は、上戸彩演じる超セレブなお嬢様と、上地が演じる超ビンボーな青年・佐藤太郎の、“格差愛”を描いたラブコメディ。この作品での上地の役どころは、5年前に妻を亡くし、現在は古びた1軒家で3人の子供を養っている、年収200万円以下の“ワーキングプア”。超ビンボー暮らしでも、常に前向きで、魅力的な人物を演じている。

　上戸が演じる美田園アリスは、世界のホテル王で、欲しいものは何でも手に入る環境に育ち、自由奔放な恋愛でパパラッチに追いかけられ、破天荒な行動で批判を受ける一方で、類まれなファッションセンスを生かしたビジネスで活躍している・・・というパリス・ヒルトンをイメージした（というか、そのまんま！？）お嬢様。
　地位も価値観も全く違うふたりが、いったいどうして（？）、どうなって（？）、次第に惹かれあっていくのか・・・が見どころ。

　もう1つは、『スクラップ・ティーチャー〜教師再生〜』。荒廃した学校にやってきた謎の転校生が、ダメ教師を“再生”させるという従来の学園ドラマとは真逆の、生徒の目線で学校の内情を描く野心作だ。
　教師を再生させるスーパー中学生をHey! Say! JUMPの山田涼介、知念侑李、有岡大貴が演じる。
　このドラマでの上地の役どころは、転校生を迎え入れた2年B組の担任・杉虎之助役。大学受験を三浪し、6度目の教員採用試験でようやく合格した・・・という設定。念願かなって教師になったものの、校長をはじめとする教師や生徒たちの心は荒みきっていて、失望する日々。数ヵ月後には杉自身も情熱を失いダメ教師の仲間入りしていた。

　『クイズ！ヘキサゴンII』での“迷”回答から、“おバカ”キャラとして人気者になった上地が、今秋のドラマでは、“ワーキングプア”と、“教師の質の低下”という、最近の日本社会が抱えている“問題”に取り組む。どちらも面白いエンタテインメントになりそうだ。