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フィギュア:キム・ヨナ、ミスをしてもSP1位のワケ(上)

 オウルリム・ヌリ・リンク(京畿道高陽市)はまさにキム・ヨナのための舞台だった。

 カミーユ・サン=サーンスの『死の舞踏』が流れると韓国の伝説となった。リンクの上を滑り出したキム・ヨナは、幻想のハーモニーを演出した。

 グランプリ(GP)ファイナル3連覇に向け好発進を切った。キム・ヨナ(18)=軍浦スリ高=がフィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル、女子シングルのショートプログラム(SP)でトップに立った。キム・ヨナは12日、同大会SPで65.94点(技術点35.50点、芸術点30.44点)を獲得。ライバルの浅田真央に0.56点差をつけ首位に立った。

 キム・ヨナと浅田は13日のフリーで優勝をかけ、最後の演技に臨む。

◆ミスを帳消しにした熟練味溢れる演技と完ぺきな技術

 韓国で初めて行われる国際大会ということもあり、キム・ヨナの緊張は想像を絶していた。ウォーミングアップの途中、トリプルフリップ-トリプルトーループのコンビネーションジャンプを試み、尻もちをつくなど不安な様子を見せた。

 だが、いざ演技に入ると様子は一変した。まずスタートが良かった。トリプルフリップ-トリプルトーループのコンビネーションジャンプをきれいにこなし、基礎点9.5点に加算点の2点を得た。

高陽=キム・ソンウォン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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