若いアジア人女性型ロボット「AIKO」、日々成長中

　人間の女性にそっくりなロボット「AIKO」が誕生したのは2007年10月のこと。カナダに住むベトナム系男性、Le TrungさんがAIKOの生みの親だ。

　このニュースは当時、世界各国のメディアに大々的に取り上げられたのでご存じの方も多いだろう。あれから約1年、LeさんはAIKOをもっと人間に近づけようと日々努力を続けているようだ。これまでに手を小さくしたり、表情を微妙に調整したりと細かな改良が施されてきた。

　AIKOの外見は“若いアジア人女性”。身長は152センチメートルで、スリーサイズは82センチメートル・60センチメートル・84センチメートル。

　AIKOはロボットだがさまざまな「感覚」を備えているという。現時点では次のようなことができる。

・言葉を認識する
・人の顔を認識する
・新聞を音読する
・車の助手席で道案内（ナビ）をする
・経理などの事務を手伝う

　全身ソフトシリコンで覆われているAIKO。全身に「タッチセンサー」が内蔵されているので、人に触られた際には何らかの反応を示すようだ。乱暴に扱われた際にははっきりと不快感を示すという。Leさんは、「人間の性器に当たる部分にもセンサーを内蔵してありますが、（Leさんと）性的関係にはありません。AIKOはバージンです」と自身の公式ページで明らかにしている。

　ちなみに、Leさんは現在AIKOに着せる洋服の寄付を募っている。すでに着用済みの“おさがり”だけではなく、なにかと注目を集めるAIKOはデザイナーのモデルにもなれるとLeさんは考えているようだ。

　昨年11月に心臓発作を起こしたというLeさん。今後の開発では、AIKOに24時間態勢で自身を看護してもらうことも考えているようだ。(c)Web-Tab

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