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県立宮古病院:未収金2億円超 運営に支障を来す

 【宮古島】県立宮古病院の安谷屋正明院長は12日、記者会見を開き、患者から治療や診療代金を回収できていない未収金が1991年度から2008年11月末までの累積で6071件で約2億92万円と初めて2億円を超え、運営に支障を来していることを発表した。前年同期比で約2000万円増加した。

 病院によると、宮古島市の国保税が上がったことや低所得者の増加も背景にあり、未収金が発生する患者の多くは支払い能力がない生活困窮者や全額負担となる無保険者。高額な手術や入院の費用を一括で支払えない場合もある。一方、支払う能力がありながら支払わない事例もあり、法的措置も検討している。

 安谷屋院長は「年々、未収金が増えるが、医療の対価がなければ病院は運営できないことを地域住民に認識してほしい。高額医療に適用される制度もあるので院内の『何でも相談室』や医事係へ相談してほしい」と呼び掛けた。問い合わせは宮古病院0980(72)3150。

(琉球新報)

2008年12月13日

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