北京五輪聖火リレーのスタート地点返上に感謝--。チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世から長野市の善光寺に仏像が、このほど奉納された。
仏像は金色の釈迦座像(高さ約20センチ)。善光寺の若麻績(わかおみ)信昭・寺務総長らが11月6日、来日中のダライ・ラマ14世と都内で会談し、本人から直接贈られた。
その際、ダライ・ラマ14世は、善光寺がチベットへの中国政府の人権弾圧などを理由に、4月に長野市であった聖火リレーの出発地を返上したことについて「大変ありがたかった」と礼を述べたという。
仏像は来春の御開帳期間に一般公開される。【福田智沙】
毎日新聞 2008年12月12日 地方版