唐津地区の「新型インフルエンザ対応訓練」が10日、唐津赤十字病院などであった。
訓練には同病院の医師や看護師、市消防本部の救急隊員、地元薬剤師会の薬剤師ら約140人が参加。
発生段階の対応訓練では、公用車と救急車を使った2通りの患者搬送を訓練。
マスクにゴーグル姿の救急隊員らは、ビニールで覆った担架を使い、発熱患者を救急車に乗せて運んだ。参加者はメモや写真をとるなどして、熱心に見学していた。
この後、受け入れた患者の診察や移送車両の消毒、発熱外来の診察、現地に設置した「発熱対応薬局」で処方した薬を車中で待つ患者に渡すなどの訓練を実施。JR東唐津駅近くの薬局では、ドライブスルー方式で投薬するデモンストレーションもあった。
【田中操】
毎日新聞 2008年12月11日 地方版