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【岐阜】

予備自衛官の辞令を間渕さんに 県立多治見病院「二等陸佐の医師」スタート

2008年12月13日

三輪本部長(右)に予備自衛官訓練の感想を話す間渕医師(左)=県立多治見病院で

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 県立多治見病院(多治見市前畑町)救命救急センター長の間渕則文医師(50)の予備自衛官辞令交付式が12日、同病院であり、「2等陸佐の医師」としてのスタートを切った。 

 間渕医師は、自衛隊の現場を知り、災害派遣医療チーム「DMAT」と自衛隊の医療チームのパイプ役を果たす目的で、本年度に試験と訓練を受けた。今後、医療に従事しながら年1回の訓練に参加し、有事や災害時に自衛隊の後方支援を担う。

 自衛隊岐阜地方協力本部長の三輪芳照1等陸佐から交付を受けた間渕医師は「常に心身を鍛え、招集があれば自衛官の務めを果たします」と宣誓。三輪本部長は「日ごろから鍛え、技量を磨き、事があれば発揮して」と激励した。

 間渕医師は、国際協力機構(JICA)の救助チーム「JDR」や国際医療ボランティア「AMDA」に所属経験があり、災害医療の第一人者。同病院ではDMATを構成する。今後は、DMAT派遣と予備自衛官の招集が重ならないための調整が課題になる。

 県内では、医師の資格を持つ予備自衛官は間渕医師1人のみで、医療関係者では恵那市に薬剤師の女性がいるという。

 (志村彰太)

 

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