政治家の言葉は魂です。政治家が語る言葉は、武器となります。
いったい、いつの頃からか、政治家は信念の言葉を失ってしまったので
しょうか。
多くの政治家が、自らの実績を語ります。
どこに道路を引いた、橋を架けた、予算をつけた等々。
あるいは当選何回で、
何々次官、何々委員長、何々大臣となりました、
と肩書きを述べるのみ。
政治家が発すべき言葉は、そんなものだったのでしょうか。
過去の歴史を振り返れば、政治家は命を賭けて言葉を発していました。
かつて、帝国議会において軍部の圧力に屈する内閣を相手に、「聖戦の美名に隠れて、国民的犠牲」
を強いる大東亜戦争の是非を正すために、野次と怒号の中、1時間半の大演説をぶった代議士が
いました。
「我が言は、万民の声なり」として、臆すること、屈することなく発言した政治家たち。
私達は、そうした先達を得ていたにも関わらず、今日、政治家はただの人気取りに成り下がっており、
そうした政治家を国政に送り出しているのも、私達国民だと言うことを自覚しなければなりません。