ビッグ3への支援求め、労組譲歩 労働協約見直し【ニューヨーク3日共同】全米自動車労働組合(UAW)のゲテルフィンガー委員長は3日、ミシガン州デトロイトで記者会見し、ビッグスリー(大手3社)に対する計340億ドル(約3兆2000億円)規模の政府支援実現に向け、昨年結んだ労働協約を見直す方針を表明、組合側が譲歩する姿勢を示した。 金融危機の深刻化により経営危機に陥り、米議会に経営再建計画を提出した3社に対する政府支援をめぐっては、競争力低下の一因とされる労務費のカットも焦点。委員長は医療費負担をUAW運営の信託基金に移す際に必要な数十億ドルの支払いを猶予した。 また、レイオフ(一時帰休)時の賃金支払いの休止容認を表明。「われわれにできることをする」と強調した。 4年に1度更新される労働協約は昨年秋、GM工場での大規模なストライキなど難航の末、締結された。
【共同通信】
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