#3-1 鈴木祥子 『SHOKO SUZUKI SINGS BACHARACH&DAVID』 |
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@Don't Go Breaking My Heart
AI Say A Little Prayer
B青空のかけら
This Girl's In Love With You
CMake It Easy On Your Self
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1994年に発表された鈴木祥子さんのLAレコーディングによるバカラック・ナンバー
のカヴァー集。リー・クスラー、リック・マロッタ、フレッド・タケット、ビル・ペインら
そうそうたる顔ぶれによるバックの演奏も、祥子さんの歌声を引き立てています。 |
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#3-2 KELLY JOE PHELPS 『BEGGAER'S OIL E.P.』 |
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@Beggar's Oil (album Version)
ATommy (band arrangement)
BDon Quitote's Windmill
CFankenstein Party Of Three:Your
Table Is
Ready
DBeggar's Oil (band arrangement)
ELass Of Loch Royale [ If I
Prove False
To Thee] |
スライド・ギターの名手、ケリー・ジョー・フェルプスが、ギターのみならずヴォーカル
でも新境地を魅せた2001年のアルバム『Sky
Like
A Broken Clock』からの限定
紙ジャケ仕様のシングル。@以外は全て未発表音源で、おまけにEはライヴ音源
なので、ファンは要チェック!(ベースがトム・ウェイツ・ファンにはお馴染みのLarry
Taylorで、ドラムが元モーフィンのBilly
Conwayというのも見逃せません)。マキシ・
シングルとはいえ、トータルで31分16秒と、質・量共に聴き応え満点です。 |
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#3-3 奥田民生 『FAILBOX』 |
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@カヌー
AMILLEN BOX
B野ばら
Cロボッチ
D陽
Eそれはなにかとたずねたら |
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ユニコーン以降の奥田民生作品で、僕が一番好きなのは、やはりこのNY録音に
よる1997年のミニ・アルバム(とくに@とBが大好き!)。スティーヴ・ジョーダン、
ワディ・ワクテル、バーニー・ウォーレル、チャーリー・ドレイトンら豪華メンバーが
生み出すタイトでガッチリとした演奏をバックに従えても、あくまでもマイペースに、
肩の力の抜けた民生節を披露してくれています(それが何より素晴らしい!)。
「何故、ソロになってからの奥田民生はダラダラしてるいるのか、それはロック
だからである」という書き出しで始まる渋谷陽一氏によるライナーノーツも名文。 |
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#3-4 ニール・ヤング&ザ・レストレス 『エルドラド』 |
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@真実の瞳(Cocaine Eyes)
ADon't Cry
BHeavy Love
COn Broadway
DEldorado |
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日本、豪州、ニュージーランドのみという、やや変則的な形で1989年に発表された
スペシャル盤。演奏はトリオ編成ながら、ノイジーな轟音ギター全開で、「なまはげ」
級(?)のド迫力!流石は泣く子も黙る赤鬼ニール・ヤングです(笑)。言う迄もなく、
Cは、ドリフタ−ズでお馴染みのリーバー&ストーラー、バリー・マン&シンシア・
ワイルの手による超有名曲のカヴァー。AD共々、同年のアルバム『フリーダム』
にも収められていました。
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#3-5 少年ナイフ 『Favorites』 |
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@(Love Is Like A )Heart Wave
ADon't Hurt My Little Sister
BTill The End Of The Day
CBoys
DGoose Steppin' Mama (live)
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1994年発売のゴキゲンな洋楽カヴァー・ミニCD。ザ・フーやジャムのカヴァーでも
お馴染みのマーサ&ザ・ヴァンデラスの@、ビーチ・ボーイズのA、キンクスのB、
ビートルズも取り上げたシュレルズのC、そしてラトルズのDという選曲にも思わず
ニンマリ。尚、DはラトルズのトリビュートCDに収録されたものとは別ヴァージョン
で、ロンドンでのライヴ録音。危なっかしいギター・ソロは、まるでわが子のピアノ
発表会での演奏を見守る親のような温かい気持ちにさせてくれます(苦笑)。 |
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#3-6 クラウデッド・ハウス 『ウェザー・ウィズ・ユー』 |
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@Weather With You
AWalking On The Street (live)
BDon't Dream It's Over (live)
CSomething So Strong (live)
DMr.Tambourine Man (live) |
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1992年発売の来日記念ミニ・アルバム。表題曲以外はすべてライヴ録音で、何より
ラストのDに本家本元バーズのロジャー・マッギンがゲスト参加しているのが本作の
最大の目玉です!(ニール・フィンとのデュエットは、ただただ感動のひと言・感涙)。 |
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#3-7 ザ・コレクターズ 『愛ある世界-THE COLLECTERS
WANT LOVE』 |
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@SUMMER OF LOVE
A明治通りをよこぎって
BNICK!NICK!NICK!
C愛しのルネ (Walk Away
Renee)
D茂みの中の欲望 (Here We Go
Round The
Hulberry Bush)
E恋はヒートウェーヴ(Love Is
Like A )HEAT
WAVE
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オリジナル3曲&洋楽の日本語カヴァー3曲で構成された1992年発表のミニ・アル
バム。前半のオリジナル3曲の完成度の高さもさることながら、加藤さんによる洋楽
カヴァー3曲の日本語詞のハマリ具合が抜群!レフトバンクのCも、トラフィックのD
も、マーサ&ザ・ヴァンデラスのEも、オリジナル・ヴァージョンへの深い愛情と敬意
を感じます(だからこそ、こうして元曲の魅力を失うことなく、更に輝かせることが
出来のでしょう)。とりわけ、疾走感溢れるEの格好良いこと!尚、Cはそもそも、
伊藤銀次さんからの依頼を受けて加藤さんが日本語詞を付けたもので、銀次さん
の1990年のアルバム『山羊座の魂』が初出でした(是非、聴き比べてみて下さい)。 |
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#3-8 THE RASPBERRIES 『Refreshed』 |
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@Would You Say Yes Again?
AWhen Is Your Dream?
BPop Teasers
CSomeone Like You
DLove in My Eyes
ERock 'N' Roll Kids |
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2000年に発表された再結成録音盤。エリック・カルメンが不参加なのは残念至極
なのですが、でもウォーリー・ブライソン、スコット・マッカール、デイヴ・スモ−リー
の元メンバー3人が各々2曲ずつ持ち寄っているので、サウンドは甘酸っぱい香り
漂う正真正銘の木いちご味!パワーポップ・ファンなら聴いて損はなし。 |
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#3-9 21st Century Stars 「21世紀のラヴァーズ」 |

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ソニー盤(左) |
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@21世紀のラヴァーズ
A空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ
B21世紀のラヴァーズ(オリジナル・カラオケ) |
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コロンビア盤(右) |
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@21世紀のラヴァーズ
A泳ぐなネッシー
B21世紀のラヴァーズ(オリジナル・カラオケ) |
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コレクターズの加藤ひさしさんと、すかんちのローリーによるスーパー・ユニットが
1996年に発表したシングル(実は、ローリーはデビュー前からコレクターズの大
大ファンで、加藤さんに熱い視線を送り続けていました)。2人のよき理解者、
サロン・ミュージックの吉田仁氏のプロデュースのもと、スウェーデンのアバの
スタジオで制作されたこの曲は、ジョーディの「君にすべてを」を彷彿とさせる
痛快でグラム・ロッキンなポップ・チューン!カップリングはソニー盤、コロンビア盤
共に四人囃子のカヴァー。これがまたどっちもいいんだ! |
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#3-10 ハニー・ドリッパ−ズ 『ヴォリューム・ワン』 |
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@I Get a Thrill
ASea of Love
BI Got a Woman
CYoung Boy Blues
DRockin' at Midnight |
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ヴォ−カルのロバート・プラントを中心に、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベック、ナイル・
ロジャースといった超豪華メンバーによる1984年発表のロックンロール〜R&B
オールディーズのカヴァー集。フィル・フィリップス&ザ・トワイライターズのカヴァー
Bがシングル・カットされて大ヒットしたので、ご存知の方も多いのではないで
しょーか。ワイノニー・ハリスのレパートリー@(オリジナルは誰?彼?)、レイ・
チャールズのB、ベン・E・キングの名唱でお馴染みのC、ロイ・ブラウンのDと、
収録曲はどれも最高にゴキゲンです!(夜のドライヴのBGMにもオススメ)。 |
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#3-11 THE MAJESTIC FOUR 『Magic Fun Fair』 |
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@Magic Fun Fair
ABig Fat Cowboy Hat
BPlug Me In
CSmile For Me Daisy
DDolly
EJudy Over The Rainbow |
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一応、表向きはTHE MAJESTIC FOURなるグループのデビュー作(2000年)、
ということになっていますが、その実体はザ・コレクターズの変名バンド(笑)。
成程、いかにもXTCの変名バンド、デュークス・オブ・ストラスフィアが大好きな
加藤さんらしい遊び心じゃないですか!全曲英語詞で、サイケでカラフルで、
粋でモッドで、ポップな楽曲が揃っています。演奏もべらぼうに上手いです!
尚、蛇足ですが、Bのバッキング・ヴォーカルにMiss
Pisley Brew名義で参加
しているのは、ご存知、ヒックスヴィルの真城めぐみさん(ですよね?・笑) |
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#3-12 Nick Lowe & the Impossible Birds 『Live!
on the Battlefield』 |
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@Live On A Battlefield
A36 Inches High (Live)
BWithout Love (Live)
CDream Girl (Live)
DIn The Middle Of It All |
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1995年にアメリカのアップスタート・レーベルから発売されたEP。@は名作
『インポッシブル・バード』収録のポール・キャラックとの共作ナンバーで、ABC
がライヴ音源(Aは94年11/26の東京公演)、Dはアーサー・アレキサンダーの
トリビュートCD『Adios Amigo』に収められていたものです(演奏陣にはダン・ペン
やスプーナー・オールダム、ドニ−・フリッツの名前も!)。現在は、5曲共、ニック
の4枚組CDボックス・セット『アンソロジー〜The
Doings』で聴くことが出来ます。 |
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#3-13 黒沢健一 『Rock’n Roll』 |
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@Rock’n Roll
AThe Ugly Things
BWhenever You’re Ready
CDidn’t Want To Have To Do
It
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我らがDJ、萩原健太さんとのアコギ弾き語りユニットでも活躍中の元L⇔R、黒沢
健一さんの1998年発表のマキシCD。ご覧の通り、カップリングが洋楽のカヴァー
なのですが、ブリンズリー時代のニック・ロウ作品Aやロッド・アージェントのペンに
よるゾンビーズのB、更にはラヴィン・スプーンフル(ジョン・セバスチャン作)のC
と、選曲眼は流石です!勿論、歌、演奏、アレンジの方も申し分なし(なかでも、
僕はAのブリンズリー・シュウォーツのカヴァーが一番のお気に入りです)。 |
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#3-14 ホットハウス・フラワーズ 『I Can See Clearly
Now』 |
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@I Can See Clearly Now (7"Version)
AKansas City
(Live)
BBetter Days A Head (Live)
CStrange Feeling
(Live)
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僕が大好きなアイリッシュ・バンド、ホットハウス・フラワーズが1990年に発表した
シングルCD。言う迄もなく、レイ・チャールズの名唱でも知られるジョニ−・ナッシュ
の1972年の全米No.1ヒットのカヴァーです。更にカップリングのライヴ音源3曲も
全てカヴァーで(実はシングルとはいえ、@もダブリンでのライヴ収録なので、要
するに全曲カヴァーのライヴ音源ということになります)、Aこそビートルズで有名
なリーバー&ストーラー作品(そう言えばこの曲も59年にウィルバート・ハリソンで
全米No.1に輝いてましたね)ですが、ギル・スコット・へロンのBにティム・バックリー
のCと、なかなか渋いところを付いてくれてます!演奏も実にしっかりしていて、
ヴァン・モリソンのような貫禄すら感じます(笑)。Bが渋くていい味出てます。 |
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#3-15 ピチカート・ファイヴ 『最新型のピチカート・ファイヴ』 |
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@イントロダクション
Aブリジット・バルドーT.N.T.
B女性上位時代♯1
C大人になりましょう
Dラヴソング・ラヴソング |
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1991年に怒涛の「5ヶ月連続リリース」企画の第2弾として発売されたキュートな
ミニ・アルバム。@はセヴンゴッズレコード社長(麻田浩さん!)の挨拶で、Bは
リーダーの小西康陽さんによる、当時まだ加入して間もない3代目ヴォーカリスト
野宮真貴さんへのインタビューを楽曲仕立てにしたもの(バックトラックにダン・ペン
の名曲「レイニング・イン・メンフィス」を効果的にサンプリングするなど、小西さんの
得意技が炸裂!)なので、実質的に楽曲と呼べるものは5曲中3曲なのですが、
でもこれがいずれ劣らぬ佳曲揃い。とりわけ、映画やドラマのセリフの数々を
随所にサンプリングして散りばめたCは、同年の傑作アルバム『女性上位時代』
収録ヴァ−ジョンよりも断然面白いです! |
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#3-16 ジェリーフィッシュ 『ニュー・ミステイク&デモ・トラックス』 |

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@NEW MISTAKE
AALL IS FORGIVEN 優しく愛して
(DEMO)
BRUSSIAN HILL
(DEMO)
CSEBURINA,PASTE AND PLATO
セブリナとペーストとプラトンと
(DEMO)
DTHE MAN I USED TO BE
(DEMO)
EBEDSPRING KISS
(DEMO)
FWATCHIN' THE RAIN
僕は雨が降るのを見ている
GFAMILY TREE
HWORTHLESS HEART 冷たい仕打ち
IIGNORANCE IS BLISS
知らぬが仏 |
ブライアン・ウィルソンからも一目置かれ、「90年代のレノン=マッカートニー」
とまで呼ばれたアンディ・スターマー&ロジャー・マニングという、パワーポップ
史上屈指のソングライター・チームを擁したジェリーフィッシュも、結局わずか
2枚のアルバムを残しただけで解散。その結果、90年代パワーポップ・ファン
の間では「1stと2ndのどっちが好き?」というのが一種の挨拶代わりになって
いた、と言うのはちょっと大袈裟でしょーか(笑)。でも、もし僕がそうゆう質問を
されたら、1stと2ndのどちらでもなく、(あえて反則覚悟で)迷わずこの93年の
来日記念ミニ・アルバムが一番好きだと答えることでしょう!
だってコレ、ホントにスゴイんですよ。
まぁ内容はタイトル通り、大半が未発表のデモ音源なんですけど、でもこれが
恐ろしく完成度が高くて(マジで驚異的!)、個人的にはアルバムに収録され
ている完成ヴァージョンよりも聴き応えがあるものばかり。その上ホーム・レコー
ディングによる未発表3曲も、一聴して自宅デモ録音とわかるものは皆無で、
とりわけGのカッコ良さなんてもうバッドフィンガーの「BABY
BLUE」級ときたもん
だ!(※一応これ、僕的には最高の褒め言葉のつもりなんです・苦笑)。 |
※3-16のみ、旧PART1からの移動させたものです。
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#3-17 友部正人 「ラヴ・ミー・テンダー」 |
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@Love Me Tender
ADon't Think Twice,It's Alright
BJersey Girl
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1992年発売の洋楽の日本語カヴァー3曲を収録したCDシングル。言わずと
知れたエルヴィスの@では駒沢裕城さんのペダルスチール・ギターが、ディラン
の名曲Aでは仲井戸麗市さんのギターとマンドリンが、B・スプリングスティーン
も歌ったトム・ウェイツのBではリクオさんのアコーディオンが、それぞれ
好サポートをしています。勿論、訳詞はすべて友部さんご自身によるものです。 |
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#3-18 Petty Booka 『Toconut's Hawai』i |
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@Pineapple Princess パイナップル・プリンセス
AUnder the Boadwalk 渚のボードウォーク
BQue Sera, Sera ケ・セラ・セラ
CKarma Chameleon カーマは気まぐれ
DBaby It's You ベィビー・イッツ・ユー
EWhere The Boys Are ボーイハント
FTiki Torches at Twilight
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誰が呼んだか「裏パフィー」(笑)。ある時はウクレレ・フラガール・コーラス・デュオ
として、またある時はブルーグラス・カウガール・デュオとして、今や海外でも話題
のペティ・ブーカ。このCDは彼女達が1995年に発表した記念すべきインディー・
デビュー作なのですが、キュートで朗らかで、無駄な力の抜けたヘタウマ・ヴォ
ーカル(勿論、褒め言葉ですよ・笑)がハワイアン・サウンドともマッチしてて、何
とも言えない心地よさを醸し出しています。加えて、収録カヴァー曲の面白さと
きたら!(言う迄もなく、僕はこれ目当てに購入しました。@は漣健司さんの訳
詞ヴァージョンです)。ツボを押さえたアレンジも絶妙で、@DEには駒沢裕城
さんのペダル・スチール・ギターもフュ−チャ−されています(これがまたいいん
ですよ!)。尚、現在のペティ−ちゃんは2代目で、僕は初代のファンでした(笑)。 |
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