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【私の小沢一郎論】浜田幸一元衆院議員 首相になる価値、気づくのが遅かった (1/2ページ)

2008.12.4 21:30
このニュースのトピックス自民党
浜田幸一・元衆院議員浜田幸一・元衆院議員

 麻生太郎首相が10月30日の記者会見で、消費税率を3年後に引き上げると表明したが、長期的な国民生活を考えると極めて大きな意味をもつ発言だ。消費税率を上げるとは、これまでの首相が言えなかったことで、それも経済が厳しいこの時期に首相は言った。そこまで踏み込んだということは、首相は日本が世界において果たすべき役割は何かを考え、歴史に自分の足跡を残すという意志を示したのだと思う。解散・総選挙がどうこうより、きちっと政治責任を果たしたいということだったと思う。

 ここで、小沢君が考えなければならないことは、衆参両院のねじれ現象の中、単に政権を追及し続けるだけで政権をとるということでいいのか、ということだ。それでは仮に自分たちが政権をとっても、そのときに必ずしっぺ返しに遭う。

 小沢君が国家国民のことを考えるなら、首相と早く一対一で議論すべきだと思っていたので、党首討論が行われたのは良かった。ただ、党首討論では首相も無難な答弁しかしなかったし、小沢君も嫌がらせのような質問だった。勝ち負けではなく、国家のあるべき姿について、侃々諤々の議論をしてもらいたい。それには党首討論の時間が短すぎる。もっと時間を長くしたらどうか。

 5年後、10年後、さらに次の時代に「小沢一郎という人物がいたから日本は変わった、日本は良くなった」ということを望むのであれば、小沢君はただ「麻生首相はダメだ、辞めろ」と言うだけではなく、もし今、自分が首相の立場ならどうするかを考えて、発言し、政策をどう実現するのか、考えてもらいたい。

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浜田幸一・元衆院議員
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