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去年、生活保護を辞退した北九州市の男性が孤独死した問題です。
福岡地検小倉支部はきょう、市民団体に公務員職権乱用などで告発されていた当時の福祉事務所長を不起訴処分にしました。
この問題は去年7月、北九州市小倉北区で、生活保護の受給を辞退した52歳の男性が、「おにぎり食べたい」などと書き残して孤独死したものです。
弁護士などでつくる市民団体「生活保護問題対策全国会議」は、去年8月、当時の小倉北福祉事務所長の対応が、公務員職権乱用と保護責任者遺棄致死に当たるとして刑事告発していました。
これについて、福岡地検小倉支部は、「生活保護を打ち切るために、違法な手段で辞退届を徴収した証拠はなく、また生活保護の廃止をもって直ちに生命に危険を及ぼすと評価するのは困難」としてきょう、嫌疑不十分で不起訴処分としました。
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