新規入院の受付休止/大和市立病院、常勤医の半減で

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新規入院の受付休止/大和市立病院、常勤医の半減で

 大和市立病院(五十嵐俊久院長、四百三床)は十二日、小児科の新規入院患者の受付を十七日から休止する、と発表した。同科の常勤医が今月いっぱいで半減するためで、医師が確保できる四月から再開する見通し。同市立病院は十一月に産婦人科の分娩(ぶんべん)の中止をしたばかり。医師不足が、再び自治体病院を揺るがした。

 市立病院によると、現在の常勤医は四人。派遣元の慶応大学の異動に伴い、一月から二人、さらに二月から三月末までは一人の体制となり順次、全員が異動するという。

 ただ、同大から非常勤医を増員する支援を受けるため、平日の外来や夜間、休日の診療体制は維持できる。四月以降は、横浜市大から四人の常勤医の派遣を受けて現在の体制に戻るため、新規の入院受付を再開するという。

 小児科の病床数は二十四床。現在十六人がぜんそくなどで入院しており退院まで治療は続ける。ほとんどが三月末までに退院する見込み。

 病院事務局は、今回の小児科の入院受付の休止で病院の収入は約五千万円減と想定。昨年度決算で同病院は約十億八千万円の赤字を計上しており、さらに厳しい病院経営を迫られるのは必至だ。

 五十嵐病院長は神奈川新聞の取材に「ぎりぎりまで複数の大学と交渉を続けたが、力不足で医師を確保できなかった。子育て支援や少子化が問題となる中、申し訳ない」と話した。

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