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♪赤い夕日に誓いを立てた〜 熱い血潮のバラバラマン〜
分解するのは結構好き、謎のPCメンテ員です。 職場の上司からエマージェンシーコール発令、40秒で支度して飛んで行ったならば、 「キーボードにお茶をこぼしちゃって、電源入れたら「ピーピー」鳴りっ放しなんだわ。たぶんキーボードを分解して水気を飛ばせば何とかなると思うので、その作業を頼みたいんだけど。」 なんか、明日から海外出張らしくて、おまけに仕事に必要なデータはこのPCの中。データをサブPCに移そうにも起動しないことには以下略。 というわけで、期せずしてVAIOの超薄型モバイルノートPC、 VAIO typeTの分解を請け負う羽目に。 VAIO tyoeT(VGN-TX91PS) は厚さ:21mm(最厚部28.5mm)、重量:約1.25kg(標準バッテリーパック装着時)ながら光学ドライブ搭載と、超薄型なモバイルノート→(メーカー仕様)。 必然的に分解も慎重にならざるを得ません。 2006年モデルということで、 HitしたいくつかのTypeTの分解解説記事に目を通してみると、TypeTとはいえモデルによって構造が異なるようです。当たり前といえば当たり前なんですが。そんな中で見つけた、VAIO TypeT(VGN-TX92S)を分解してみる。-睡眠不足 ver2-を参考に解体を開始しました。 1.まず背面のねじを全て外します。(写真撮り忘れ) 2.キーボードの取り外し。というかこれが最大の目的なんですけどね。 上記サイトでは
とありますが、これが結構難関です。 これが上記のロック。これはマイナスドライバーなどをねじ込むとバネで内側に引っ込みますが・・・ 中央付近(写真右側の赤丸)のツメは引っ込みません。んで、このツメが結構強力にキーボードを固定しています。 外側のツメは引っ込みます。内側は引っ込みません。内側のツメをポキッとやっちゃうと、アウト。 持ち上げるにも、キーの隙間に爪を引っ掛けて持ち上げるしかなく・・・でも上記のとおり結構強力に固定されているので、キートップが取れてパンタグラフを破壊してしまわないか冷や汗ものでした。 結局、この部位に関しては 1.両端に近いバネ入りのロックにマイナスの精密ドライバーをねじ込んで、ロックを解除 2.同時にキーボードを持ち上げる 3.隙間に爪楊枝をねじ込む(マイナスドライバーだとボディや塗装を傷めるおそれがあるため) これを両端側から行い、ねじ込んだ爪楊枝を両端から中央に滑らせながらキーボードを持ち上げつつ、中央のツメから外します。この時下手するとツメを破損してしまうので細心の注意が必要です。 精密ドライバー等を隙間にねじ込む際、ボディや塗装を傷める可能性が高いので、なるべくなら金属製のものは避けたほうがよいでしょう。 キーボード、取れました。結局はキーボードを外すだけならは中央のネジ1本外せばよかったようです。 キーボードのフィルムケーブルを傷めないように取り外し、USBの外付けキーボードを取り付けて起動したところ、正常に起動。 フィルムケーブルを繋げたところ、「ピーピー」の症状発生。やはりキーボードが故障のようです。ところが、PCを良く見るとなーんか違和感。 そう、「お茶をこぼした」筈なのに、全然濡れていません!!(爆 上司に聞いてみました。 自分『あのー、お茶こぼした、って言われたけど、それはいつの話ですか?』 上司『先週の金曜日』 ・・・orz たぶんキーボードの中のフィルム上に水滴が残って、キーを押しっぱなしにしたのと同じ状態になっているのでしょうね。 念のために筐体を全部解体してエアダスターで吹いて、キーボードのみ外した状態で上司へ。 おかげで何とか必要なデータを救出する事ができたようです。この後このVAIOは修理へ。 ・・・・ところで、ネジが1本足らないんですが、どこいったか知りませんか?(爆 おまけ。全体を解体してみる。 上から電源等スイッチ、キーボード、スライドパッドのフィルムケーブル。これらを外す必要があります。 キーボードのコネクタ上についている黒いスポンジは両面テープでくっついているので、まずこれを取り外します。次に茶色の部分を上に跳ね上げればロックが解除されてキーボードが外れます。 電源等のフィルムケーブル、これが一番やっかい。ロックも何もなしにただ差し込んであるだけ。おまけに非常に脆そうなので、下手にドライバーなんか突っ込んだらブチっとやっちゃいそうなので、爪楊枝をねじ込んで左右から慎重に持ち上げるように外していきます。 スライドパッドのケーブルは上部筐体の下にありますがしっかりしたコネクタなので、他の2箇所に比べれば楽です。とはいえ油断は禁物。 上部筐体のはめ込みを慎重に外します。 筐体のほぼ半分を光学ドライブが占めているこのサイズ! ソニー脅威のメカニズム 参考リンク この記事のトラックバックURL:
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