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たったひとつの冴えないやりかた
飲まないアルコール中毒者のドライドランクな日常
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2008年12月11日(木) 砂糖依存 昼/ミニ高菜明太ごはん・貝柱のおにぎり(コンビニ)
夕/広島産大カキフライ×3・インスタントのみそ汁・ゴボウのきんぴら・ツルヤの99円サラダ
53.4Kg, 11.1%
朝/コーヒー・菓子パン・ヨーグルト・チーズ
昼/ミニ五目炊き込みごはん・カラシ明太子おにぎり(コンビニ)・野菜ジュース(ヤクルト)
[ロイター] 砂糖に依存性あり、ラットで証明=米研究
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-35380420081211
11月27日の雑記にも書いたのですが、
http://www.enpitu.ne.jp/usr1/bin/day?id=19200&pg=20081127
甘いものにはかなり強い習慣性があると実感しています。
映画『酒とバラの日々』で、妻のカースティン(リー・レミック)は最初から「チョコレートが好き」という設定で、夫ジョー(ジャック・レモン)が彼女に最初に勧める酒はチョコレートのカクテルです。
やがて妻はすっかりアル中になってしまい、ジョーは「どうしてこうなってしまったのか」と嘆くのですが、そんな彼にAAスポンサーはこう言うのであります。
「もともと彼女はチョコレートが好きだと言ったな。そんな彼女は酒にも親和性があったんだよ」
チョコを食べた誰もがチョコホーリックになるわけではありませんが、砂糖の依存に親和性の強い人は、(飲める体質なら)アルコールの依存にも親和性が高いのでしょう。それは、酒の依存が、薬の依存に移行しやすいのと同じでしょう。
酒好きは酒を飲んでいればご機嫌です。でもアル中になると、いつも飲んでいなければ不機嫌になってしまいます。甘いものを食べればご機嫌でいられるうちはいいのですが、いつも甘いものが食べられないと不機嫌になってしまうようでは、これも困ります。
甘いものが一切食べられなくなっても嫌なので、普段はなるべく節制することにしています。とはいえ、ホイップクリームの誘惑にはなかなか勝てないんですけどね。
2008年12月10日(水) 髪の色とペド犯罪(とりあえず自己正当化) 昼/たらこスパゲティ(コンビニ)
夕/たからじゃラーメン
夜/バナナ
53.9Kg, 11.6%
朝/コーヒー・バナナ・ヨーグルト・チーズ・レタス
紛れもなく太ったようです。お腹周りにお肉が・・・。
以前、小学生の子供を持つお母さんたちが「黒髪の男って子供を狙う性犯罪者みたいでアブない」と感じている、という雑記を書きました。
はたしてそれは事実に基づいた話なのか? デマゴーグを流してはマズいよな。
何事も「実績を見てみよう」(A.A. p.74)であります。
そこで、データを集計してみることにしました。
黒髪・長髪 x
黒髪・短髪 xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
茶髪・長髪 xxx
茶髪・短髪 xx
白髪・短髪 xxxx
坊主頭(毛がない人含む) xxxxxxx
データの元は「ライポくん安心メール」という長野県警が配信しているメールです。これは、子供につきまとったり、連れ去ろうとしたり、下半身を露出したりという「不審者」の情報を未遂犯も含めて提供するメールで、手元に届いた半年分から髪の色と長さを集計しました。
このように子供をターゲットにする(性)犯罪者には、圧倒的に黒髪短髪の男が多いわけです。その次が坊主頭(か髪の毛がない)。
世の中を見てみれば、中年以下では髪の毛が黒いヤツの方が少ないというのに、ここでは飛び抜けて多い。さらには、坊主頭は世間では珍しいというのに、ライポくんでの多さは何ということか。
やはりお母さんたちの印象には根拠があったのだと言えます。
ということから、小学校に出入りするにあたって、髪の毛は染めた方が安心感を与え、ま、髪の毛は無くならないように気をつけなければならない・・・という結論になるわけです。
というふうに、髪の毛を染めたことが、僕の中では合理化されているわけです。
2008年12月09日(火) うつに関する散漫な話 夕/牛丼並・みそ汁(吉野屋)
夜/ミニカップうどん生タイプ
朝/コーヒー・トースト・チーズ・レタス
DSM-IVの診断基準の普及で、うつ病と診断される人が増えてきました。
診断基準では原因は問わず、症状さえあれば「うつ」と診断されます。その結果、以前は別の病気(あるいは病気ではない)とされていたものも「うつ」の範疇に入ってくることになりました。
詳述するのは面倒なので、参考リンク。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20081003-OYT8T00169.htm
精神科が出していた薬をやめたら調子が良くなった(うつ病が治った)という話がありますが、これは元来のうつ病ではなく、気分の変調に過ぎなかったのかもしれません。うつじゃないのにうつの薬を飲めば調子が悪くなっても不思議じゃありませんから。
また、「うつだ」と言いながらも、旅行に行くと気分が良くなったり、セックスがしたい、おいしいものが食べたいと思うのは「うつ」とは違うのでしょう。うつ状態なら、性欲も食欲も減退し、眠れなくなるものです(過食過眠もなくはないけど)。
いままで「うつ」の治療を受けずに苦しんでいた多くの人が救われる一方で、性格や考え方の偏りに対しても無用な薬が処方されてしまい、処方薬依存や副作用などの健康被害が出ていることもあるでしょう。
ただ「無用な薬が処方されている」という言葉を強調しすぎるのも問題です。
うつ病の人たちには病識がありません(自分を病気だと思っていません)。本来自分は薬を飲まなくて済むはずだとか、治療だって不要なはずだと思っていますから、勝手に薬をやめたり、減らしたり、治療を中断してしまったりして、半年か1年ぐらいで症状がぶり返すのを繰り返したあげくに難治化してしまうと悲惨です(僕のことですけど)。
元来のうつ病が根治して治療が不要になったという実例にお会いしたことがありません。(人づてに聞いたことはありますけど)。「私は治った」と言っている人も、薬を飲まなくなってたかだか数年でしかなかったりして、せめて10年の期間は欲しいところです。また、根治したという話を聞いても、よくよく「うつ時代」の話を聞いてみると、それはうつとは違ったんじゃないかな、と思う例ばかりです(たとえば依存症の残遺症状とか)。
「心の風邪」程度だったらともかく、こじらせてしまうと、なかなか根治は難しいのかな、と思うこのごろです。
長期間うつの症状をぶり返さずに無事に暮らしている人の話はうかがったことがあります。診察や服薬こそしていないものの、サプリメントや食べ物に気を遣い、ハーブやアロマでリラックスすることを習慣づけ、そこそこ体を動かし、考え方の偏りを早めに修正することを心がける・・などなど、「なにかというとうつに落ち込みたがる脳」を健康な状態に引き戻し続けるには、それなりのケアは欠かせない様子です。
お腹を壊しやすいとか、血圧が上がりやすいなどと同じように、うつになりやすいのも体質であります。
2008年12月08日(月) 悩め悩め〜 朝/コーヒー・トースト・生野菜サラダ・ヨーグルト・チーズ
昼/サバみそ弁当・野菜ジュース
夕/マグロのたたき丼・けんちん汁(すかいらーく)
夜/カップうどん
53.9Kg, 10.4%
朝/コーヒー・生野菜サラダ・ヨーグルト・バナナ・チーズ
昼/中華丼(コンビニ)
腸内の滞留量が増えているみたい(要は便秘)。
県外のAAメンバーが、こんな話をしてくれたことがありました。
酒がなかなかやめられない。せっかく施設に行って酒をやめても、帰ってくるとまた飲んでしまう。嫌になって家を逃げ出し、隣県の知り合いを訪ねようとしたものの、飲んでいるせいで自分がどこにいるのか分からなくなってしまった。
さまよい歩くうちに、何の偶然かたまたまたどり着いた家の主が神父さんだった。
その神父さん相手に「自分の人生は、こんなんで、あんなんで、とても苦しい」という涙の訴えをした。すると、神父さんはこう答えたそうです。
「良かったですねぇ。あなた、もうすぐ神さま見つかりますよ」
苦しみの果てに神さまが見つかったのかどうか、そのメンバーは話してくれませんでしたけどね。
夜明け前が一番暗いのです。実際明るさがどうであれ、精神的に暗く感じるのです。
神さまを見つけるのに、必ず苦しみを経ねばならないのかどうか。それは僕は知りません。でも、僕の知る限りハイヤー・パワーを見つけた人たちは「なんで俺はこんな人生を生きているのだろう」とか「私の辛い人生に何の意味があるのか」と悩む時代を経ているようです。
ビル・Wも
「夜が明ける前は何と暗いことか」 (A.A. p.12)
と書いています。エビーが福音を持って訪れる前のビル自身の精神状態の描写です。
悩むべき時には、徹底的に悩まねばならないのだと思います。悩みを脇にそらしたり、飛び越えてしまったりしては悩むことが出来なくなってしまいます。
悩むのは「この問題をなんとか自力で解決できないだろうか(解決したい)」「自分の望む方に事態を持って行きたい」と思うからこそです。要は無力になりたくない、無力を認めたくない。
じゃあ無力を認めれば楽になれるのか。なれないでしょうね。余計情けなくなるだけです。情けないのは嫌だから、また「自分は事態をコントロールできるはずだ」という幻想に舞い戻りたくなります。せっかく認めかけた無力もどこへやら。こうしてステップ1が抜けていきます。
徹底的に悩んで、徹底的に無力を認め、徹底的に惨めになってこそ、この問題を解決してくれる「自分より大きな力」ってやつが、「いて欲しい」「いてくんなきゃヤダ、困るよ」「絶対いてくれ〜」と思えるようになれるわけです。
ステップ1だけは100%できてないと・・と言われますが、ステップ1だけが出来ている状態なんてあり得ないわけで、1がちゃんと出来ていればステップ2に進まないと惨めでたまりません。だから2以降に進んでいる状態か、1の無力すら抜けてステップ0の段階に戻っている状態か、どちらかになります。
悩むときは徹底的に悩むといいんであって、周りは気晴らしの手段とか提供せずに、じっくり惨めに悩める環境を提供してあげてほしいものです。
2008年12月07日(日) 当たり前のこと 昼/駒ヶ根ソースカツ丼ミニ(お弁当)
夕/白身魚の甘酢あんかけ・なめこのみそ汁・生野菜サラダ・ごはん一膳
52.7Kg, 11.0%
朝/コーヒー・中村屋のミニカリー・ごはん一膳
昼/オムライス・アメリカンコーヒー
夕/岩のりラーメン
52.9Kg, 11.8%
父親としてやってしまいがちな過ちとして、子供に「お父さんこんなにガンバってるんだから」とアピールしてしまうことがあります。
パパはがんばってお酒をやめている。
そのためにグループにも通っている。
通っているだけじゃなくて、なんかいろいろやっている。
仕事もしてお金を稼いでいる。
おまけに宿題とか子供たちの世話もしている。
どうだ、お父さんすごいだろう。こんなに頑張っているんだよ〜。
って、子供にしてみれば「そんなの当たり前じゃん」ですな。
パパがお酒飲まないのは当たり前のこと。
そのために、どこへ行って何をするのも当たり前のこと。
パパがお金稼ぐのも当たり前でしょ。
それに、親が子供の面倒見るのも当たり前だし。
そりゃそうだ。だからでしょうか、子供たちはパパがお酒をやめていることに感謝してくれたことはありませんね。パパが自分のバースディ・ミーティングの日に、別に買っておいたショートケーキを持って帰るのがありがたいぐらいだったのかも。
子供は、当たり前のことは、当たり前として受け取っておいて、「で、クリスマス・プレゼントのWiiはどうなりそう?」と聞いてくるわけですな。
「お父さん、こんなに頑張っているんだよ」という話をして、子供が「すごーい、お父さんありがとう」と言ってくれないからって、不機嫌になっていたんじゃ児童虐待です・・・というようなことを、遠くの仲間にメールを書いて「そもそも、そういう話を子供にするなよ」と書いたのですが、してしまうかもという返事でした。まあ正直かも。
2008年12月05日(金) いろいろあった一日 夕/麻婆豆腐・ごはん・スープのセット
夜/カップラーメン(GooTa)
朝/コーヒー・トースト・生野菜サラダ・ヨーグルト・チーズ
金曜日のAAミーティングの後は、近くの中華系ファミレスでアフター・ミーティングをするのが通例になっていました。僕は帰ってもご飯がないので、どこかで食べて帰らねばならず、仲間と一緒に夕食が食べられるのはありがたい話です。
そのファミレスのドアに貼られていた紙を読むと、今週末で閉店と書かれていました。客が少ないので人件費を抑え、店員が少ないのでサービスが低下し・・という悪循環だったような気がします。グループが始まって8ヶ月、ここでしょっちゅう仲間と夕飯を食べていたので、店がなくなるのは少し淋しいです。アフターは場所を変えて続くでしょうけど。
帰宅したら早く寝ようと思っていたのですが、ずるずる夜更かしを続けているうちに、腹が減ってしまいました。GooTaという高級?カップラーメンがあったので、食べることにしました。
電気ポットでお湯を沸かしながら、ネットを見ていたら30分経過してしまい、せっかくポットの中で沸騰したお湯も、保温状態で徐々に冷めてしまいました。
ぬるい湯でカップラーメンを作ると、イマイチおいしくありません。しかも、ぬるいことに気がついたのは、お湯を注いだ後です。こういう時、ぼくはどうするか。
カップラーメンをそのまま電子レンジに入れ、60〜90秒ほどチンします。これでお湯がほかほかに。僕はレンジをスタートさせると、パソコンの前に戻りました。
が・・、しばらくするとキッチンから「ぼわぼわ」という変な音が聞こえて来るではありませんか。見ると、電子レンジの中でカップラーメンが10センチほどの炎を上げながら回転しており、煙がもうもうと吐き出されています。それを見て腹を抱えて笑い出したい欲求を必死でこらえ、レンジを止めて火を消しました。
カップラーメンに水を入れて電子レンジで温める調理法は好ましくないとされています。加熱されすぎ、容器の発泡スチロールから有毒な成分が溶け出すからというのがその理由です。でもまさか、蓋のアルミ箔が加熱されて炎上するとは思いませんでした。蓋は外して温めるよう、皆さんも気をつけましょう(するわけがないか)。
焼けこげたカップから丼に移して食べたのですが、GooTaの中華の微妙な味付けなのか、それとも混入した発泡スチロールの焦げカスの味なのか、判別しかねる味で調理は失敗でした。それよりレンジの掃除が大変でしたけど。
スポンサーからスポンサーシップ解消のメールが来ました。
ここ1年棚卸しに至っていませんでしたし、月一回送るはずの手紙もいつのまにか滞ったまま。この事態を防ぐために、こちらから行動を起こす気になれなかったのですから、自らの選択の結果です。僕自身も停留してしまったスポンサーシップをこちらから解消したことは何度かあるので、スポンサーは正しい選択は理解できます。
自分だけ例外にしてもらうわけにはいかんのですな。
2008年12月04日(木) 風邪で脳みそ散漫状態 夕/台湾ラーメン・キャベツサラダ
夜/なし
54.2Kg, 10.4%
朝/コーヒー・トースト・チーズ・生野菜サラダ
昼/カツ丼弁当(コンビニ)
風邪気味でしたので、暖かい煮込みうどんを食べようと定食屋に行ったのですが、なぜか台湾ラーメンになってしまいました。食べながら、隣の席の若い女性二人組をちらりと見て考えました。「どうして女って、女同士でつきあうときも、デート並みに服に気合いを入れるのだろう?」 やはりそこには、何らかの勝負意識があるのでしょうか。女になったことがないので、イマイチわかりませんが。
5月の引っ越し直後にハードディスクが起動しないトラブルがありました。そのときはハンマーで殴って解決したのですが、調子の悪いPCというのは、肝心な時に壊れる傾向があります。そう、それはまるで「肝心なときに飲んだくれて役に立たないアル中さん」のようなもので、マーフィーの法則はここでも有効です。
明日が原稿の締め切りという日にハードディスクに壊れられても困るので、なるべく早く交換したいと思っていました。というわけで、家計をやりくりして、秋葉原の通販ショップで1テラバイトのものを1万2千円で購入しました(もっと安いのもあるけど)。
容量1テラバイトですよ。生まれて初めて買ったハードディスクは10メガバイトで、それが十数万円しました。ビット単価下落バンザイであります。最近は2GBのSDも500円しないし。
届いたハードディスクに通電させて動作確認するのと、風邪気味なので日付が変わる前に寝るのと、どちらを優先させるか迷ったのですが、後者を選びました。
体重が増えたのは中身の滞留によるものでしょう。
婦人公論はたいへん「お堅い」雑誌だとばかり思っていたのですが、毎年年末になると こんな別冊 を出していたのですね。知りませんでした。これも生きることの一部ですからねぇ。おろそかに扱ってはいけないのであります。
「誰にでも性の問題はある。もしなかったら人間とはいえない」 A.A. p.100
アフェリエイトで稼げるくらい婦人公論別冊が売れたりして・・・。
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