７月に廃業した日雇い派遣最大手グッドウィルが給料から違法な天引きをしたとして、元登録スタッフの男性が約４万７０００円の返還を求めた訴訟の判決が４日、福岡地裁であった。藤田正人裁判官は請求通り約４万７０００円の支払いを同社に命じた。

　判決によると、男性は０３年７月から約１年間、同社福岡支店に登録し、日雇いの派遣労働をした。その間、給料の中から「データ装備費」の名目で１回の労働につき２００円、総額で約４万円が天引きされた。