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社会
「受講料の返還困難」 破たんの愛育自動車学校(12/12 09:11)札幌地裁は十一日、自己破産を申請していた愛育安全相互自動車学校(札幌)とグループのバイク販売「陸王」(同)に対し、破産手続きの開始を決定した。負債総額は同学校が約三億五千万円、陸王が約五億円で、計約八億五千万円。破産管財人の開本英幸弁護士によると、同学校の現在の受講者は百六十五人で「教習継続や受講料の返還は困難」としている。 開本弁護士によると、免許取得のためには転校し、新たに受講料を負担しなければならないという。転校に必要な教習原簿は、北海道自動車教習所協会札幌支部(札幌)が返還に応じている。 一方、陸王が現在、冬期間の保管契約をしている約四百五十台の二輪車について、破産管財人の鈴木一嗣弁護士は「営業譲渡先が見つかれば来春まで保管できるが、見つからない場合、引き取りになる。方針が決まれば通知したい」と述べた。 二社の債権者集会は、来年四月十六日の予定。約三十人の受講者有志を代表する石狩管内当別町の無職鈴木岩夫さん(54)は「多くの受講者は自己負担で別の学校に通っている。説明がないのはおかしい」と憤っている。
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