2008年12月11日 21時0分更新
福祉施設などで働く人が集まって質の高い介護福祉を行うためにはどうしたらよいかを考える講演会が岡山市で開かれました。
講演会には、岡山県内の介護福祉施設などで働く職員らおよそ110人が集まりました。
そして、老人福祉施設などの施設長を勤めた経験を持つ浦和大学の黒澤貞夫客員教授が介護に携わる人たちが利用者にとってよりよいサービスを提供する上で必要な心構えなどについて話しました。
このなかで黒澤教授は、入浴や食事の介助など介護福祉の仕事では利用者の健康状態や好みに応じた対応をする必要があるが、より質の高いサービスを行うためにはこうした一つ一つの対応を自分で記録し、それが本当に良かったのかどうかをあとで考えてみる必要があると強調しました。
さらに、こうした記録を元に家族や医療関係者など様々な立場の人と話し合うことで客観的な判断が出来るようになり、利用者の意思を反映した質の高い介護につながると訴えました。