岡山放送局

2008年12月11日 21時0分更新

中小企業の融資枠拡大へ

中小企業がより融資を受けやすくする新しい保証制度の利用が県内で増えていることを受けて、県はこの制度を使った融資の枠を拡大することを検討する考えを示しました。
これは11日の県議会の一般質問で岡山県の小野隆夫産業労働部長が明らかにしたものです。

新しい保証制度は景気悪化の影響で厳しい経営を強いられている中小企業を支援しようと国がことし10月に設けたもので通常は融資を返済できなかった場合の保証の割合が80パーセントなのに対し新しい制度では100パーセント保証されます。

11日の一般質問で小野産業労働部長は県内ではこの保証制度を組み入れた県の融資制度の利用が増え、融資額はすでにおよそ60億円に達していることを説明しました。

そのうえで、「今後の利用状況を見ながら必要な融資の枠を確保し、中小企業を金融面から支援したい」と述べ、新しい保証制度を使った融資の枠を拡大することを検討する考えを示しました。