Jリーグ秋春制「冬の会場確保は無理」 コンササポーター 署名活動へ
(12/04 12:15)
「一人でも多くの人に冬開催に反対してほしい」と話す山本さん
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日本サッカー協会がJリーグの開催時期を現在の「春秋制」から、真冬も含む「秋春制」へ移行しようとしている問題で、コンサドーレ札幌のサポーターたちが6日、札幌ドームで開かれる鹿島との今季最終戦で、移行に反対する署名活動を繰り広げる。
秋春制は、7月に就任した犬飼基昭会長が2010年ワールドカップ後の導入を目指して提案。秋春制の欧州クラブとの移籍がスムーズになり、欧州の選手を日本代表に招集しやすい−などがメリットとされる。
しかし、雪国のクラブを中心に「冬に会場を確保するのは無理。集客も困難」と反発は根強い。2日に都内で開かれたJリーグ12クラブの代表者会合でも否定的な見解が多数を占めた。
反対の署名活動はすでに新潟のサポーターが「冬開催に反対するJリーグサポーター有志の会」を立ち上げ、11月24日に街頭署名を実施。3日現在で9379筆集まっているという。
札幌の活動はこれに連動して進める。6日は会場の札幌ドームで午前10時30分から午後2時、試合終了後から同6時にかけて行う予定。10年以上札幌を支え続け、今回のとりまとめ役を務める札幌市東区の公務員山本雄樹さん(54)は「6日の鹿島戦に一人でも多く足を運んで署名を」と呼び掛けている。(村田亮)