(cache) LPをCD化！

LPをCD化！

オーディオ(さて何でしょう？)＆Quadra840AV

ちなみに2002.3.7現在、システムは
iMac Rev.A
ONKYO MSE-U77
DENON DP1200
DENON DL304
になってます。それ以外のAUDIOは今も現役！

はじめに

　CD ROMのバックアップや、だんだん入手が難しくなっている古いシステム／アプリケーションの保存のためにCD Recorder（YAMAHA CDR4260tx BB）を購入したのだが、使い始めてから思ったのが「これを使ったら、いま眠っているウチの秘蔵？LPたちを手軽に聞けるCDにできるんじゃないだろうか？」ということだった。

　ちなみにCDR 4260txのBBモデルはMac/Win両用モデルで、ドライバはMac用にB's Recorder Pro4.0，Win用にはB's Recorder Goldが付属していて、GoldのほうにはLPのダイレクト録音機能が付いている。「なんでMac版には無いんだよお！」と思ったが、WinにできるならMacにも！と思い直し、さてどうすれば？と調べ始める管理人であった。

用意したもの1（ハードうえあ）

・PIONEER PL-260A（アナログプレーヤ）
　＆DENON DL103（MC型カートリッジ）

PL-260A：問題はこのアナログプレーヤを持って無かった事（笑）。どっかで調達しないといけないのだけれど、せっかくのCD化に1万円前後のお手軽プレーヤなんか使いたくないっ！でも金もないっ！ってんで色々探したあげく飛び込んだ古道具屋で3000円でGetしたのがコレ。なんでもその店では電器製品は儲からないので今後は扱わない事にするとの事で、ほとんど投げ売り状態のところにたまたま当ってしまったわけだ。何てらっきい(^O^)／

　店のオヤジが「そんなわけで動作保証はしないよ。動かしてもいないし・・・」というので、その場で電源だけはつないでもらって自分で回してみると、オオッなつかしのストロボパターン！（写真下のオレンジ色部分）浮き上がった同調パターン（ってわかる？ワカる人はけっこうイケてる人だ）は安定しているのでモーターはとりあえず大丈夫っと。でっ、トーンアームの動きは？スムースで問題はなさそう・・・おーし！！

　フルオートってのがイマイチながらDD（ダイレクトドライブ方式ってわかる？ワカる人は・・・しつこい）だしターンテーブルもけっこう重いし、オマケによく見ると付いているカートリッジがシュアのM44G！ああ懐かしの名機！これは大事に取っておこう・・・
　というわけで最大の難関，プレーヤ調達をクリアしたのであった。

その後使ってみてフルオートの何と便利なこと！(^_^ゞ　管理人はマニュアルタイプしか使った事無くてこれまで食わず嫌い王だったのでした。でもさすがに針圧1g前後の敏感なカートリッジにはちょっと向いてないみたい。まあDL103は2.5gのスーパーヘビー級だから大丈夫だ。

それとシュアM44G。交換針はもう手に入らんよなあって思ってインターネットを探したら・・・・あるじゃないの！　早速オンラインで注文して2個をGet！（2個単位でしか売ってくれない）DL103の直球安心な音に対しM44Gは元気一杯の音！これでイロイロ聴き分けできるぞ！（交換針は→SCIというところで売ってます。もちろん国産メーカーもOK）

　DL103：30年以上ロングセラーを続ける放送局用のカートリッジで大学時代に買ったもの。あぁとっておいてヨカッタ！ちなみに当時の価格19000円，今でも22000円。安い！しかも専用の昇圧トランスも健在です。

・QUAD（くうぉーど）44（プリアンプ）／405-2（パワーアンプ）
　＆Fidelity Research FRT-3G（昇圧トランス）
　
QUAD：大学時代にエイヤッの48回ローン（！）で手にいれてから長年連れ添ってきた英国製の名機である。

　「原音にあくまで忠実に」というフツーの高級オーディオとはちょっと違って、「どんなジャンルもウマく聴かせる」という人間っぽいアンプである。私にとってはいつまでも安心してつきあっていける永遠の伴侶。

　そして何よりこのコンパクトなサイズと優れたデザイン！

この→QUAD、1936年創業以来60年以上の歴史を持つチョー老舗だが、つい最近までバリエーションという物を持たず、アンプはコレ，チューナーはコレ，スピーカーはコレ，他よりずい分と遅れて出てきたCDプレーヤはコレ，っていう風にそれぞれ1機種だけっていう時代が長く続いた。「だってこれがイチバンなんだから！」って事なんだけど、これってなんかMacっぽいって思いません？このQUAD44/405-2もそういった時代の製品です。（ちなみに今はいくらかバリエーションを持ってるけど他社に比べれば圧倒的にシンプルな構成。これもMacと同じ？）

　FRT-3G：MC型カートリッジの低出力を補うためのトランス（ってこれを知ってるヒトは・・・しつこいって）。アナログプレーヤといっしょにまとめて譲った友人からあらためて借用してきた今は無きFR社の名品。もう手に入らないだろうなあ。

さあこれでアナログ出力の準備はおしまい！！！

・Quadra840AV

　（管理人のMac達より抜粋です。すいませんすいません）そう、あの68k Macの最高峰，Quadra840AVである。ついに管理人も「くあどらー」の仲間入りである(^o^)／
　管理人のPerforma630改120MHzでは音楽CD作成に必要な44KHz 16bitステレオサンプリングができない(T.T)って事が判明、そこでこれが可能なMacという事で個人売買を通じて譲って頂いたのがこのQ840AVなのであった。
　このQ840AV，前オーナーによりジャンクから蘇った！リビルド物だがCPUは48MHzにクロックアップされ、VRAMこそオンボードの1MBながら32MB RAM／500MB HDDと、LPのハードディスクレコーディングには充分なスペックであった。
　ところでいいでしょ！この840AVデスクトップ。「840AV」で検索したら見つかりました。

　あっそれからQ840AVの上に乗っているのはBUFFALOの1GB HDD。PL-260Aを買った古道具屋でいっしょに見つけたモノ。なんと投げ売り3000円！　Q840AVでレコーディングした音楽データをこれで630に移している。えっ？そんなんネットワークで転送しろって？そうっその通り！あんたが正しい(^_^)／　Q840AVにはEthernetが標準で付いているんだよね。ってことでこのまえ630にもEthercardさしました。まあそのうち・・・

・Performa630改120MHz

　これは説明省略（笑）。

・YAMAHA CRW4260tx BB

　このBBモデルっていうのはもとの4260txにワイズコーポレーションでドライバソフトをバンドルさせた製品。Mac用のB's Recorder Pro4.0とWin用のB's Recorder GoldとSCSIケーブル（ハーフ50pin<->D-sub25pin，要はMac用ね）が付属している。YAMAHAも近くNew Modelが出るらしくて定価97000円！なのを安売りしていたのでGet！

　一般には「CD-RドライブはTEAC製やSONY製がイイ。YAMAHA製は安定性がイマイチだしメディアとの相性もあるし、音楽CD焼きは特に苦手・・・」なんてさんざんだけど、よくみるとこれはほとんどDOS/V系HPでのハナシ。Mac系ではフツーの評価のようだ。（でも良くはない(^_^ゞ）　でも長年オーディオをやってた管理人にとっては「YAMAHA」ブランドは特別の存在なのですよ。それになんといってもCDRシリーズ以来の長年の蓄積もある（のかな？）。

　ていうわけで4260を手に入れたのでした。結果は・・・全然おっけー！管理人の使用上のミスで今のところコースターが1セット（5枚ね）できたけど(^^ゞハードに起因する失敗は1度もありません。音楽CDだろうが何だろうが最高速の4倍速でバシバシ焼けてます！
用意したもの2（ソフトうえあ）ってつまり取り込みソフトとCD Recorderのドライバの事です。ハイ。

・→Quick Recorder1.0（下の画像が操作画面）
（どうもリンクが切れているようです。申し訳ない<m(__)m>。というわけで、ナイショでこちらへ（笑）
　→QuickRecorder1.0.sit）

　いわゆるアナログ音声信号取り込み用のサンプリングソフト。これを探すのにずいぶん苦労した。最初はピント外れのMIDI関係をあたってたんだけど、CD-R関係のHPで「Quick Recorder」ってのと「Snd Sampler」っていうシェアウエアがあるってのを聞いたので早速ダウンロードして試してみた。

　評判が良くてほぼ定番化しているSnd Samplerのほうだが、管理人にはイマイチ。これって空きメモリに録音するらしくて、とっても録音時間が短い！みんなどうやってるんだろう？仮想メモリを目一杯取るんだろうか？（Snd Sampler使ってる人。よかったら教えて下さい）ていう事で、色々機能があるらしいんだけど管理人はパス(^_^ゞしてQuick Recorderにするのだった・・・

　このQuick Recorder、管理人にはとっても使いやすい。そのままHDDに録音してくれるし、録音されたファイルは既にAIFF形式（音楽CDの標準フォーマット）なのでそのまま何も変換せずにCD-Rで焼けるし。

　ってわけで管理人のアナログ信号のサンプリングソフトはQuick Recorder1.0になったのでした。

・B's Recorder Pro4.0

　ってもちろんCRW4260tx標準添付のCD-Rドライバソフトです。これもCD-R関係のHPでは「使いにくい！」ってけっこう評判が悪い。どうも操作画面がMacユーザーにはイマイチ馴染めないらしく、みなさんAdaptec Toastをお勧めになる。でもやっぱり管理人はB's Recorder(^_^;)　（ってやってる管理人はかなり変人なのだろーか？）だってAdaptec ToastはDAO（ディスク・アット・ワンス。要は全トラックをいっぺんに焼いてしまう焼き方で、これができないとディスクの完全な複製や音楽CDの作成が極めて難しいっていうかできないと思ったほうがイイ）ができないんだもん。それにToast持ってないからB's Recorderがどれだけ使いにくいかわからん（爆）

　B's RecorderもPro4.0になって、完全複製モード（MacでいうとDisc Copy4.2か？）のDiscDupが付いたり、動作自体も安定してきてして随分良くなったといわれてるそうです。

　って書いててAdaptecのHPを覗いたら、「Adaptec Jam」ていうMac専用の音楽CD作成ソフトが出てました。DAO（ディスク・アット・ワンス）に完全対応しているそうです・・・ってやっぱり買わんといかんのかい！！
焼きかた1（アナログ→デジタル変換）

・機器のセットアップ

　はい、まずですね、アナログ機器のセットアップは省略です（爆）　これはこれだけですごい手間なんですけど各自でやって下さいね。まあプレーヤの水平とったり針やレコード盤をキレイにしたり、長年ほっといて接触不良になりかけてるピンジャック／プラグを掃除したり（あっこれってオーディオテクニカからスグレもんが出てました。なんとピンプラグ／ジャックのカタチをしたお掃除棒！これはヒットです）いろいろやってください。

　で、アンプからのアナログ出力をMacのサウンド入力につなぎます。フツーは録音出力から出てるRCAピン×2のステレオ出力ですね。ところが管理人のQUADはフツーじゃない(^_^;)　RCAピンジャックのかわりにDINジャックが付いてるんですね。そしてQ840AVのサウンド入力ってつまりMicジャックですね。これはおなじみのステレオミニジャックです。ってゆーことは、DIN<->ステレオミニの接続ケーブル・・・ってそんなもん売ってないわいっ。でDINプラグ<->RCAピンプラグのケーブル（あっこれは持ってる。もともとカセットデッキをつないでたヤツがある。）とRCAピンプラグ<->ステレオミニプラグのケーブル（これは今回買った。）と、双方のRCA同士を中継するRCAピンの中継ジャック（これは2個持ってるんだけど1個が行方不明(T.T)　また買いなおした。）でやっとオーディオとMacがつながった。

　と、これでセットアップはめでたしめでたしのはずだったのだが・・・

　やってみると入力レベルが高すぎて、録音レベルの調節が効かない。っていうよりQ840AVのMic入力に信号が入った時点で入力オーバーで音が歪んでいるみたい。それではと今度は抵抗入りのRCAピン<->ステレオミニを使ってみたら今度は下がり過ぎ。それにかなり音質も劣化している。

　しかたないのでQUAD44（プリアンプ）のプリアウト端子とQ840AVとをつないだ。（44って3系統のプリアウト出力がついてます。はい。そのうちのRCAピンジャックのものを使いました。）つまりプリアンプのメインボリュームを介する事で音量をコントロールしようというわけ。まあQUAD44のメインボリュームはかなり品質が良いので、ヘタな抵抗をかますよりははるかにマシ。当然トーンコントロール系はすべてバイパスさせる。

　これでやってみると・・・おーしおーしうまくいったぞ！音も全然いいじゃん！　んでセットアップは終わったのでした。

・アナログ信号の取り込み

　はい。これがちまたで言うところのいわゆる「ハードディスクレコーディング」ったやつですね。うわあっマニアックな世界だ（笑）

　でもここまでくるとこれがあっけないほど簡単。左がQuick Recorder1.0の操作画面です。アプリケーションをダブルクリックするといきなりこの画面になります。「Recording1」てのがファイル名になります。あとでてきとーに変えて下さい。

　多分デフォルトでは「Sound Input Level」は「Automatic Gain Control」になってると思いますが、録音レベルを勝手に変えられるとこっちも困る(^_^;)のでチェックを外しておきます。で「Sound Input」は「外部オーディオ」で「Playthrough」をチェック，「Sound Input Quality」はもちろん「stereo／16-bit／44.1kHz」ですね。ここで16bitや44.1kHzが選べない場合はアナタのMacが対応してないって事です(^_^;)すなおに諦めて対応方法を考えましょう（管理人がQ840AVを調達したよーに）。

　で、かんじんの入力レベルの調整だけど、これは、一般の音楽CDの入力レベルを参考にするといい。やりかたは簡単。

Step1：まずMacの内蔵CD ROMドライブに音楽CDを入れて演奏させる。この状態でMacのサウンドコンパネとQuick RecorderのSound Input Levelを適当に調整しておく。ヘッドフォンをMacにつないで普段フツーに聴くレベルでいい。　で Step2：そして同じ音楽CDを今度はオーディオにつないだCDプレーヤで再生し、これをMacを通して同じくヘッドフォンで聴いてみて、さっきと同じくらいの音量になるように、オーディオ側あるいはQuick Recorderの「Sound Input Level」を調整する。（管理人の場合はQUAD44のメインボリュームで調整した）　これで終わり。自信が無ければこれを数回繰り返して調整する事。

　これで準備はOK！あとはレコードの針を落としてすかさず「Record」をクリック！，そして1曲終わったらすかさず「Stop」をクリック！これで1曲終わり。これをLP両面繰り返すだけ（けっこーメンドー・・・これは解決できた！→焼き方3　をどーぞ）。
　
ちなみにフツーのLPレコードの録音時間は大体50分位。CD-Rメディアが74分で650MBってことは50分だと約440MB、つまり500MB位HDDに空きがあればLP1枚が録音できる。ところが管理人のQ840AVの内蔵HDDは500MB，このうちシステムだけで100MB弱を取っているのでLP1枚は入らない。

　で管理人の場合、A面録り終えるとこれを外付けの1GB HDDに移して内蔵HDDを空にしてからB面を録音，これが終わったらまた外付HDDに移している。メンドーそうだがどーせ1曲ずつコマ切れに録音しているので大した手間じゃないのダヨ。

　というわけでアナログ→デジタル変換は成功したのであった。(^O^)／(^O^)／
　
焼きかた2（音楽CD化）

[Performa630のHDD上に作ったディスクイメージ（CDRbackup）にいったん保存する]

　これも省略（爆）しようかと思ったけどちょっとだけ書きます（横着してごめんなさいごめんなさい）

　えっと管理人のCD-RドライバソフトはB's Recorder Pro4.0なので、当然これを使った説明になります。まっ基本的な考え方はいっしょでしょーから・・・（ってそこが知りたいんじゃ！って言われそうだなー）　まず、取り込んだAIFFファイルをPerforma630の内蔵HDDに移した。DAO（ディスク・アット・ワンス）の場合、ふつーは焼き込むファイルを一括して例えば焼き込み用に作ったパーティション空間に移すのだけど、B's Recorder Pro4.0には疑似的にパーティションの働きをする「ImageDrive」という機能があるので、管理人はいつもそれを利用して700MB程度のImage Driveを作成してCD-R焼き込みを行なっている。なんでパーティションを切らないのかって？管理人のPerforma630のHDDは2.4GBしか無いからパーティションで分割したら使いにくくてしょーがないのダヨ。（そのたびにHDDを再フォーマットするのもしんどいし。）

　で、外付けHDDからこのImage Drive（＝CDRbackup）にAIFFファイルを移したのが上の図の状態。「種類」は「Quick Recorder 書類」となっているがこれが「AIFF形式」になっている（らしい）。各ファイルごとに一応番号と曲名をつけてある。（実はあまり意味が無い。）　ところで問題です。この録音されたモトのLPはなんでしょーか？　これが分かるひとは管理人に知らせて下さい。お友達になりましょー(^O^)／

　で、いよいよB's Recorder Pro4.0の新規画面を開いて、「Format」を「オーディオ」に、「WriteType」を「ディスクアットワンス」にしたあと、ImageDriveにあるファイルを「えいやっ」と「トラック編集」部分にドラッグしたのが次の図「Untitled 1」の状態。

　でまあ、後は「焼くだけ」ですな。ちなみに管理人は大胆にも（気が短いだけ？）4倍速で焼きますが、その前に「テスト」モードでのチェックは忘れませんぜ。ふっふっふ。

[4倍速のテストモードを選ぶ。おっけーだったら・・・・]

[いよいよ書き込み！ここで止まったら・・・(T_T)]

さて出来上がったのを聴いていると・・・おおっおおっ（涙涙）きれいにできているじゃあないか！
あの「ぷちっぷちっ」っていうスクラッチノイズまでちゃんと入っている！

　ちなみにWin用にはこのスクラッチノイズを消してくれるスクリーニングソフトがあるらしいけど、原音まで変わりそうでちょっと恐いし、まあ多少のスクラッチノイズも風情があっていいもんね！

以上で全部おしまい！おつかれさまでした。
焼き方3（AIFFファイルの編集～追加）

　って言いながら追加です(^^;)
　焼き方1のアナログ信号の取り込みのところで1曲ずつ録音するのがけっこーメンドーと書いたんだけど、ホントにめんどーに思っていたらそのスジ（！）の先輩がたからいろいろEdit（へんしゅうです～わかっとるわい！）ソフトをご紹介いただきました。　感謝<(_ _)>

　で、その中から管理人は「→YAMAHA Wave Editer TWEv2.00 for Macintosh」てゆーのを採用！理由は・・・タダだから(^^ゞ　これはヤマハのサウンドサンプラーA3000用のエディターなんだけどAIFFファイルを扱う事ができて、今回の目的以外にもいろいろ機能があります。（逆回し、なんてのもできちゃいます。やったことないけど）

　これを使えば、LPの片面をイッキにHDDに録音しといてから、その（1個の）AIFFファイルから1曲ずつ切り取ってAIFFファイルを作ることができる！ただし、当然だけど、途中の作業段階でかなりの作業スペース（つまりHDDの空き領域ね）が必要になります。あと、次の項目で言うけど他に問題もある。覚悟しといてね（笑）

　やり方はカンタン。「TWE 2.0.0 説明書」読んでね（爆）って言ったらミもフタもないのであらすじを説明します。やってみる人はこれ見たあとちゃんと読むのだよ。

　TWEはたった1個のアプリケーションのみで、インストーラも無し。ややこしいコンパネや機能拡張書類も無いので、ダウンロードして解凍したらそのままダブルクリックで立ち上がります。設定は初回だけ「作業スペースはどこにするんじゃい？」って聞かれるので、それを指定（ふつうはそのまま、かな。デフォルトだとTWEの入っているフォルダ内になる。）するだけ。

　と、こんなん出ます～。

　んで、Open押して、編集したいファイル（つまりLP片面ぜ～んぶ入った巨大なAIFFファイルね）を選ぶと、結構な時間をかけて（このへんはCPUパワーがモロでます。68kはとってもつらいと思います。）ファイルを取り込んで作業画面がでます。

こんなんです。
（ためしに、Transportボタンの再生ボタン（どれだかわかる？～わかるわいっ）を押すと、ちゃんと再生されます。）

　で、編集は切り取る部分を指定して、メニューバーの「Edit」から「Trim」を選ぶだけ。そしたらいきなり切り取られたファイルの作成が始まります。一気に数十MBのファイルができてしまうのでアワテないようにね。切り取る部分の指定は、上の画像に書いたように2通り、ひつまりSerectionに直接数字（時間かSampleナンバー）を打ち込むか、波形表示部分をマウスでクリックして指定するか。

　でも、考えてみたら波形見ただけで曲がわかるわけない（世の中にはそんなスゲーやつもいるんだろーけど）ので、実際には左上のPlay Locationなんかを使って音を聞きながら、時間を読み取って入力してました。

　以上です。

　で、うまくいったのかというと・・・・いかなかったんだなこれが（爆）

　全部じゃないんだけど何曲めかでSCSIエラーで焼き込みが止まってしまう。で、試しにそのファイルだけ除いてテストしてみるとまた何曲かしてSCSIエラー・・・なんなんじゃこりゃあっ！

　どのAIFFファイルもTWEやQuick Recoederや他のAIFFプレーヤでは問題無く再生できる。音も正常。書き込み速度を4倍から2倍，等速と落としても同じ。あい変わらず同じファイルが焼き込めない。外付HDにNortonSpeedDiskをかけてからImegeDriveに移してもダメ。

　ここであきらめてこれまで通り1曲ずつHDDにレコーディングして焼いてみると何事もなく4倍速でOK。

　やはり原因はTWEの編集による影響としか思えない。AIFFファイルとしてはほとんど問題無い（NortonDiskDoctorでもファイルに異常無し）レベルでもCD-Rで焼く時に微妙に影響するんだろーか？でもSCSIエラーというからにはG3とかのパワフルなCPUだったらイケてしまうのかもしれない。スグには確かめようがないんだけど。

　というわけで管理人の場合はいったんあっさりとTWEをアキラメルのだった(^^ゞ

　でもね。ホント、出来なかったからイイワケしてるんじゃないけど（でもそうとしか思えんかなー）AIFFでの編集ってけっこー時間かかるんだよね。それに比べたら1曲ずつ針を上げて録音していく方が実質的には短時間ですんでしまうのダヨ，管理人のばあいは。

　それにTWEを使ってみて思ったんだけど、曲の切れ目を見つけるのって結構タイヘン。始めは音を聞きながら波形を見てて振幅が消えたところで切ればって簡単に思ってたんだケド、ほとんどの曲って最後はフェードアウトしてるから切れ目がよーわからん！波形のスケールは変えられる（つまり拡大できる）んだけど、最後はスクラッチノイズに混じって区別がつかなくなってしまう。それでも耳って敏感で、結構音が聞こえてたりする。つまりは果てしなく神経質になっていくワケよ。

　それでね。提案なんだけど。HDDレコーディングは原則として1曲ずつやる。んでね、それでもたまにアレンジによっては曲間をツメててマウス操作が追っつかないって場合がある、その時だけは続けて録音しといてあとでTWEや他の編集ソフトで分割するってのはどう？とりあえず管理人はそれでいこーと思ってます。そうすると曲の始めにどうしても2秒程度の空白ができるんだけどね。

　はいっ、これでほんとに終わりです。って今のところは（笑）

（1998.12.8）
　えっと、追加です（笑）。このページをご覧になった「itoh」さんから貴重なアドバイスを頂きました。

***以下、頂いたメールです。***

初めまして。itohと言います。
LPのCD化興味深く読ませていただきました。丁度私も同じことをしていまして。しかし、これ程のアナログ器材は揃っておりませんです。近いうちにYAMAHAの古いレシーバーが手に入りそうなのですが。それでも安物です。QUADには全然かないません。良い音でしょうねえ。(詳しくない私ですがQUADの名前だけは知っておりました)

所で、TWEで録音、編集とも行っています。ここで書かれていたように、LP片面を一気に録音して、TWEでトラックに分けています。ただ、最初全く同じようにSCSIエラーでCD-Rに焼けず困っていました。色々トライしてみると、どうもエラーを起こすトラックの最後に4秒から10秒ぐらいの無音部分を追加してやると上手くいくことがわかりまして、それからはTWEで編集して焼けています。

ただ、結構手間はかかります。CPUは603e 160MHzですし。B's Recorder Proで焼いていますが、一度、テスト焼き込みをしないと不安です。

仰られる通り、曲ごとに録音した方が手っとり速いですよね。
どうも長々と失礼いたしました。

***メール終わりです***

という事です。な～るほど、どうもトラックの最後部分に問題が潜んでいるんですね。んで、それを解決するには無音部分の追加すれば良いと。

そしてさらにitohさんからフォローの投稿が・・・

***以下、頂いた投稿です。***

あけましておめでとうございます。

先日、TWEの件にて書き込んだitohです。「LPのCD化」で大きく取り上げていただきありがとうございました。「LPのCD化」を後で拝見して、赤面することひとしきりでした。

ところで、管理人様には大変御迷惑とは思いますが、TWEの件で訂正していただけないでしょうか。その後、何枚か焼いているうちに、この間書きました無音部分をトラックの最後に追加する方法ではどうしても上手くいかない、というか何度も無音部分を追加する作業をやり直さないと焼けないトラックもありまして、色々また悩んでしまいました。そこで、TWEのAIFFファイルがおかしいという管理人様の言葉にヒントを得まして、次の方法を試したところ、確実に出来そうなのでお勧めしたいと思います。

フリーウェアで「SoundApp」というオーディオ再生ソフトがありますが、それにはオーディオファイルのフォーマットの変換機能があります。TWEで作成するも、SCSIエラーなどで焼けないAIFFファイルを、SoundAppを用いて再度AIFFファイルに変換します。AIFFからAIFFファイルへの変換で一見無駄なように見えますが、この変換後のAIFFファイルは今までのところ、エラーにならずに確実に焼けています。

音質の劣化も私の耳で聞く限りではほとんどないように思いますし、この方法の方が良いように思います。( 劣化があるかどうかは御自身の耳で確かめていただくのが良いとは思いますが。。。。 )この方法ですと、ライブ録音のように無音部分を追加して雰囲気を壊すことはなさそうですし、簡便かと。。。

前回はいい加減な書き込みをしてしまい、誠に申し訳ありませんでした。
管理人様には御迷惑おかけいたしました。長々とすみません。

→SoundApp-Jのホームページ

***投稿終わりです***

「itoh」さん、丁寧なフォローまでありがとうございましたっ！

また、このページを読んで下さった平山さんからもコメントを頂きました。

***以下、頂いた投稿です。***

Yamashinさんのページで紹介されていたitohさんの情報にあったように，わたしもTWE2.0.0で保存したAIFFファイルを焼くと，うまくいきませんでした．私の場合，SCSIエラーなどは何も出ず，書き込みソフトも無事終了するのですが，でき上がったCDを聞いてみると

(1)曲の終わりあるいは曲の始まりにものすごい雑音が入る．

　この雑音はヘッドホンで聴いていると飛び上がりそうになるほどの音です．長さは場合によって１秒程度～数秒程度です．書き込みに使ったAIFFファイルの波形を見たり再生させたりしても何も問題がありません．

(2)曲の長さが変わってしまう．

　もしかすると(1)の問題と関連しているのかもしれないのですが，曲の長さがCDに書き込んだ時点で変わってしまったようです．頭出しをして，たとえば４曲目の頭から聞こうとすると，３曲目の終わりの部分から始まってしまいます．今回作ったCDはライブ版だったので，PreGap, PostGapともに０に設定していたことが関係しているのかもしれませんが，原因はよくわかりません．
結局私はitohさんの情報にあった通り，SoundAppを使ってAIFF -> AIFF変換をしてからもう一度焼いたところ何も問題なく成功しました．
SoundAppを使って気がついたのですが，TWEで保存したAIFFファイルとSoundAppで同じHD上に保存したAIFFファイルのサイズが違っています．その違いは約0.9%程度で，SoundAppの方が小さくなっていました．

私の環境は以下の通りです．
・PowerMac8500/150 + PowerLogixG3 300/120/512k
・HD 4.3GB + 1.2GB, Memory 208MByte
・CD-R: Melco CDR-S412A (drive: Plexter製)
・書込ソフト: B's Recorder Pro 4.0.5
・録音ソフト: Quick Recorder 1.0
・編集ソフト: YAMAHA TWE 2.0.0
・変換ソフト: SoundApp 2.5.1J PPC
・CD-Rメディア: TDK CD-R74S
・書込速度: 4倍速

***投稿終わりです***

平山さんの場合、焼込作業自体は終了したのにノイズが混入していたそうですが、やはりSoundAppで解決できたそうです。やはり念のためSoundAppの処理をしておいた方が良いようですね。

平山さん、貴重な情報ありがとうございました。

あとは状況に応じて「Cut&Try」あるのみ！
焼き方4（AIFFファイルの編集～追加）
　その後、小泉さんから「ひるの歌謡曲」というシェアウエアソフトをご紹介頂きました。
→「ひるの歌謡曲」ホームページへ
はっきり言ってこれはすごい！昨日としてはQuick Recorder＋TWEなんだけど、TWEのようなトラブルもないし、68kのような非力なマシンでも充分実用になる。さすがシェアウエア（笑）上記HPで詳しく紹介されているし、ダウンロードしたファイルにも丁寧な取り扱い説明があるのでココでの解説は省略（笑）
　でもちょっとだけ付け加えておくと・・・タイマー録音までできてしまうらしい。管理人はまだ試してませんけど。
　オススメです。（00.1.5）

って書いてから1年と8ヶ月。今では手放せないソフトになってます（笑）
入力レベルの問題解決！Volumeユニット製作
　うわっ、すっごい久しぶりの更新だ！これを読んでいるアナタ、気の長い管理人につき合って頂いて感謝！です。
　その間に管理人のメイン機はiMac Rev.A，アナログプレーヤはDENON DP-300，カートリッジも同じくDL304になりました。
　焼きかた1のところで、アンプのRec Outの出力が高すぎる事を書きましたが、ようやくこの問題を解決し、めでたくRec OutからMacへの接続が実現しました。といっても間に自作のVolumeを挟んだだけですけど（笑）でも、こういうVolumeって無いんですよ。ま、当たり前ですよね。

自作のVolume

ちなみに制作費はVolumeが680円×2個，ケース500円，ピンジャック190円×4個とシールドケーブルで結局3千円ちょっともかかってしまった。Volumeの規格って全然知らなかったので店の人に聞いて250kΩのAタイプを買ったんだけど、Volumeを完全に絞り込んでも音が消えない（爆）。ま、目的が目的なのでそれでも大丈夫だったんだけど、ホントならもっと大きな抵抗のもののほうがイイみたいです。
（01.9.6）
あとがき

　えっとあとがきです。要するにLP->CD化に必要なのは

・44kHz 16bit Steroサンプリングに対応したMac（PCIまたはAV Mac）
・ディスクアットワンスに対応したCD-Rレコーディング環境
・「Quick Recorder」のようなアナログ->AIFF変換ソフト
たったこれだけでアナログ音声->CD化はすぐにできます。
（で、「TWE」のようなAIFF編集ソフトが使えればもっと便利。まぁ問題もちょっとあるけどね）

　もちろんLPに限らず、たとえば「むかしむかし自分で録音した思い出のバンドのテープ」とかってのも記念のCDにできるわけです。最近著作権の問題にいちおうケリをつけた（？）とかで音楽専用のCDレコーダが出てきた（フィリップスはもう出てたけど）けど、お手軽な反面、制約も多く（なんといってもフツーのメディアを使えないのがつらい）おまけに結構高い。多分パソコンにまったく縁の無い、オーディオマニアのためのものなんだろうなあと思う。（以上）

（1998.11）
HFS+フォーマットの問題

　→最強の630を創り隊のらふていさんから気になるお便りを頂きました。ひょっとしたら最近のHFS+フォーマットされたG3だと問題があるかもしれない！というものです。

（以下引用）

　630では16bitステレオサンプリングができないというのはやましんさんに教えていただいた通りです。そこで私はiMacをつかってサンプリングをやっていたのですが、どうにもこうにも音飛びがひどくて、HDDのフラグメントかもしれないとHDDに録音する前にSpeedDiskをかけるなどしておりました（ここまではやましんさんのWebのMac集会場に書き込んだ通りです）。しかし、どうやっても音飛びは解消せず、繰り返し録音で対処。3～5takeは当たり前、ひどいものになると1曲13takeなんてのもありました。

　しかし、これはフラグメントではなくHDのフォーマットの違いではないかと思ったのがそもそものきっかけで以降の方法を試してしました。
　iMacは最初からHFS+でフォーマットされておりますが、これはご存知の通り1セクタあたりのデータ容量が小さいため、より効率的にHDを使えるというものです。すなわちHD上のデータ密度が高いためエラーが起きる確率が高くなっているのではないかと思われます。そのへんのエラー訂正策もプログラムを使用する分には、ソフト的に講じられてるとは思いますが、さすがに人の耳で聞く分にはエラーがはっきりと聞き取れる？のでしょう。
　そこでHFS+ではない従来のHFSフォーマットのHDに録音したら音飛びも無くなるのではと思ったのです。しかし、私は外付けHDDの類いを持っておらず（持っていたとしてもiMacはSCSIポートが無いので接続できません）、やましんさんがLP→CD化でとられたような方法は使えません。ならばイーサネットで接続している630のHDにダイレクトで録音してみようと考えたのです。無謀な試みと思いながらも、ところがこれが結構いけたのです。データ転送に問題ありと思われますが、メモリバッファもうまく効いて630HDへのダイレクト録音は成功。音飛びも一切ありませんでした。

　この考え方を検証する方法がありませんので、本当にフォーマットの違いが音飛びに影響するかどうかは断言できませんが、事実630HDへのダイレクト録音が（イーサネット経由でも）出来たことは、OS8.1を購入してHFS+フォーマットにしてしまい、同様の音飛びの現象が起きた（起きるであろう）PowerMacオーナーにとっても朗報ではないかと思いご報告いたしました。
（引用終わり）

らふていさんありがとうございます！
これはけっこーおーきな問題かもしれない。なんせ今のG3 Macはぜ～んぶHFS+フォーマットなんだから・・・そこでみなさんに質問、

「あなたの(HFS+フォーマットの)Macでアナログ信号のサンプリングはできてますか？」

ダメな人、「えっできてるよ」という人、管理人までお知らせ下さい。（ここでボタン式のアンケートができないのは管理人のウデが未熟なせいです。ごめんなさい。）応募がメールでも投稿でも集会上でもなんでもいいです。集計して分析できたらと思います。（分析はみなさんに頼むかも・・・笑）

でも、ダメな場合もHFS標準フォーマットのMacにEther接続すればOKとの事です。

ではでは。らふていさんありがとうございました。<(_ _)>
皆さんからのレポート<(_ _)>
かずさんから貴重なレポートを頂いたのでご紹介します。

（以下引用）

LPのCD化のページ、感謝、感激、ありがとうございました。LPをまとめて取り込んで1曲づつに分割できるソフトを探していたのです。TWE mac V.2.0.0、よくできていますね。これがフリーウェアとは YAMAHAさんにも感謝。これで、録音、分割、LPのポチポチノイズとり、をやってしまいました。ポチポチノイズは波形をみながら、ノイズの部分を削除。たいていはノイズ部分の長さが1ms程度のため削除しても全く問題なしでした。数ms以上の長めのポチポチノイズの場合は波形をよく見て、周期がくるわないように周期の整数倍で削除すればOKでした。
ところが、TWEのAIFFを使ってCDを焼くと、カサコソいうノイズがでてしまいました。音量をあげて聞くと気になります。そこで、LPのCD化のページにでているようにSoundApp2.6Jを通すと、見事に解消。ちなみに、Nortonで調べるとTWEのままだとデータフォークとリソースフォークがありますが、SoundAppを通すとデータフォークだけになります。SoundAppを通したあとファイル容量が少し減少したり、CD焼き込みがうまくいったりするのはこのせいではないでしょうか（推測ですが）。
参考までに、使用機器を書いておきます。TWEとSoundAppまではG3 DT266 ZIPなしのMac、HDフォーマットはHFS+、OSは8.6です。CD焼きこみハードはLogitec　LCW748Mで焼きこみソフトはMacCDR3。これ用のMacはPerforma5210のマザーボードを603eV180MHzに差し替えたものでOSは8.6です。

かず　　2000.5.25
（引用終わり）

かずさん、ありがとうございました<(_ _)>
大森　敦さんからも貴重なレポートを頂きました。不精な管理人の怠慢を皆さんに助けてもらってます（爆）感謝です！

ＬＰレコードではないのですが、アナログ音源からのＣＤ化に成功しましたので報告です。
＜使用環境・ソフトウェア＞
本体　PowerMacintosh7200/120
OS 8.1.0
ＣＤＲドライブ　リコーMP6200S (SCSI接続）
外付けHDD　I O DATA UHDS-H3.2G (SCSI接続）HFS拡張フォーマット
ライティングソフト　B's Recorder Gold for Mac 1.1.2
音源変換ソフト　ひるの歌謡曲（シェアウェア \2,000 ）ベクターで入手可能

上記の機材でオリジナル音楽ＣＤを作成しました。
外付けＨＤＤにＡＩＦＦを保存、読み込んでＣＤ－Ｒへ書き込みをしました。

＜手順を説明します＞
音源は「ゆうせん」を使用。皆さん御存じのとおり２４時間４４０チャンネルの放送をしているので自分の好きな時間帯をねらって好みの楽曲を手に入れられます。聴覚的に音質はＦＭ放送と同等といったところです。
今回は「ゆうせん」を利用していますが、お手持ちのＬＰレコード、カセットテープ、ＦＭラジオ、テレビ放送などアナログ音源のＣＤ化であれば全て共通です。

Mac本体へは、マイク入力端子を利用して音声を入力。出力側機器はインピーダンスの関係で、必ずヘッドホン端子付きのプレーヤーもしくはアンプとの接続をお勧めします。
今回はゆうせんチューナーのヘッドホン出力を利用。ボリュームつまみでレベルを調整します。

ひるの歌謡曲を起動させ、Mac本体の音声入力を「外部入力」に切り替えておきます。とりあえず素材となる音源を再生してみて、Mac本体のスピーカーから音声が出ていればＯＫ！
ひるの歌謡曲にはレベルメーターと入力レベル調整がついていますのでここで入力レベルを微調整してもかまいません。

ひるの歌謡曲の「録音」ボタンを押し、ハードディスクに記録を始めます。
今回は７４分程連続で録音させておきました。

時間がきたら、ひるの歌謡曲の停止ボタンを押し記録した素材の編集です。
ひとつの膨大なサイズのＡＩＦＦファイルとしてこのままでも使うことができますが、後の利便性を考え一曲ごとにＡＩＦＦファイルに変換します。
ひるの歌謡曲の凄いところは、音声の無音部分を検知して一曲ごとにファイルを分割してくれます。記録した音声の波形を一覧表示してくれるので、確実に分割することができます。
もし分割がうまく行かない場合は、実際に音声を再生させながら手動で設定も可能です。さほど手間はかかりません。
今回は、１６コのＡＩＦＦを作成しました。

次にB's Recorder Gold を起動させ、好みの曲順にあわせて１６コのＡＩＦＦを登録します。
このとき、使用するＣＤ－Ｒメディアの容量をオーバーしないように注意します。
今回は７４分メディアを使用、１６コのＡＩＦＦの合計は７３分弱といったところです。

あとはB's Recorder Gold の書き込みを開始、ＣＤが出来上がるのを待つだけです。
出来上がったＣＤはノイズもなく、音質の劣化もほとんど気にならないレベルで、早送り、選曲など通常のものと同様に扱うことができました。

以上、レポート終了です。(2000.9.13)
（引用終わり）

大森さん、ありがとうございました<(_ _)>
Myamoさん(http://ha2.seikyou.ne.jp/home/myamo/)からの貴重なレポートです。またまた感謝です！

はじめまして。Myamoと申します。

私も以前から300枚以上のLPと、同じくらいの量のカセットテープの処置に頭を悩ませていました。

今年の春くらいから、「ン、・・・LPをデジタルデータ化して保存しよう。デジタル化して、ジャケットや解説もスキャナーで取り込んでしまえば、惜しげもなく場所食い虫のLPを中古レコード店に売ってしまえるじゃなか・・・。」
と思いつき、最近全てのレコードのデジタル処理化を終えた所です。部屋がスッキリしました(^_^)。

すると友人から、同じような事をしている人のHPを見たよ、とYamashinさんのページを教えてもらい、拝見させて頂きました。
なんと、同じ広島の人ではないですか。内容を読み進んでいくうちつい、うれしくなってメールさせて頂きました。

以下、私の「LP->CD化計画」のレポートです。

私も、Mac (PowerMac7600/200 + G3-232k)で作業していますが、最初は編集ソフトに「SoundEdit」を使ってみました。しかしLP片面を録音してから1曲づつに切り分けるのにやたら手間取り、いろいろ編集ソフトを捜していった結果、「ひるの歌謡曲」にたどり着き、これに落ちつきました。

「ひるの歌謡曲」で作業した後、画像ソフトを使うとフリーズする・・・といった問題点も出ていますが (たぶんクイックタイムとメモリーの関係?)、曲を切り分けるには、もってこいのソフトだと思います。

私の場合、録音したAIFFファイルをさらにMP3化して、ジャケット等の画像データといっしょにCD-R (ハイブリッド-データ共有フォーマット) に書き込みました。
画像データは印刷する場合を考え、CD、SP(シングル盤)は300dpi、LPはCDサイズに縮小印刷するだろうから150dpiで取り込み、JPG保存としました。

MP3にした場合の音の劣化が気になり、AIFFとMP3の聞き比べテストもしましたがマア、鑑賞用にはMP3でも合格点といったところでしょうか。音の沢山鳴っている部分で、シンバルなどのHIGHの落ちが少し気になりますが、メーカーもMP3配信を採用するくらいですから、そんなに悪いものでもないでしょう。

MP3化した理由は、1枚のCD-RメディアにLPが15枚前後記録出来るという点と、以前オーディオ・フォーマットで作ったCD-Rが、作った直後はCDラジカセで再生できていたのに、半年くらいで再生不良の音飛びが目立つようになり、CD-Rのオーディオフォーマットと音楽用CDのマッチング性に疑問を持つようになったからです。

原因は、音楽用CD再生機のレーザーはCD-Rに比べ出力が弱いとか、CD-Rのメディアの素材によって光の反射率が異なるとか、いろいろ聞きましたが、どうも耐久性という面での説明にはなっていません。結局、書き込みしたCD-R機で読み出しをするのが一番手堅いようで、それならオーディオフォーマットにこだわる意味も無くなったという訳です。まず保存が目的だし、必要ならMP3をもう一度、AIFFに戻して焼き直せばいいや・・・と。

最近はレコードが終了し、カセットテープを毎晩2～3本づつCD化しています。古いテープは音がこもり気味になっているものもあり、イコライザーを通します。曲間の無音部分はカットしてしまうので、カセット特有のSN比もあまり気にならない仕上がりとなります。

冬までには、全作業を終了させたいものです(笑)。

以上、レポート終了です。(2000.9.14)
（引用終わり）

Myamoさん、ありがとうございました<(_ _)>
番外編　CD紙ジャケの製作？

　実は最近、50枚1,980円という安さにつられてケース無しのTDKメディアを買ってしまったのですが、よーく考えたら（それほど考えなくても？）1枚40円弱。ところがCDケースって以外と高くて、広島で一番安そうなアプライドの台湾製でも1個30円。てえと、50枚分買ったら1,500円。げっ、結局50枚約3,500円かよ！
　おまけに、実はこの50枚、学生時代にエアチェック（！！！死語だ）してた中島みよきのオールナイトニッポンのカセットをCDで半永久保存しようと思って買ったので、結構な枚数（なんせ1回の放送が2時間だからCD2枚必要）になってフツーのケースじゃかさばってしまう。
　で、思いついたのが最近ブームらしい紙ジャケ。これなら安くなるじゃん！って気軽にはじめたのですが・・・これがけっこうタイヘンで思った程安くならない。モチロン、そのへんに転がってる？厚紙を切ればタダなんだけど、1まいずつ線を引いてたら面倒だからできればプリンタで印刷して切りたい。となるとそれなりのペーパーでないと。で、使ったのが50枚980円だったエプソンのPMマット紙。0.23mm厚でほぼ官製ハガキ並。2枚組にしようとしたらA4で2枚必要。という事はCD1枚あたりペーパー1枚だから20円。うーーーーん。でもこれだと場所を取らない（なんせ厚みは中身＋0.23mm×4だもんね）からGo！
　で、できたのがコレ。

「なーんか頼り無いよなー」でも、結構重宝してます(^^)
御興味のある方は下記の図面を参考にどうぞ。
→設計図
ちょっとカッティングにコツが要りますけど（笑）ちなみに貼り付けは100円ショップで買った両面テープを使ってます。
（2002.3.7）