| ■総評 大塚「いやあ、もっとウキウキ眺められるものかと思いましたけど、結局、真剣に見てしまいましたね」 森岡「ねえ」
 「まあ、それをふまえて、今回気になったことをあげていきましょう」
 
  ・画像加工して、合成したっぽい写真が多かった・マカロンが流行ってるので、とりあえずケーキに使ったはいいが、どう使ったらいいのか処理しきれてなくて、変なケーキになってるものが多かった
 ・オーナメントのバリエが少ないのか、各社、サンタのかぶりが多かった
 ・写真、デザイン、紙質をうまくあわせて、総合的に作っているところが少なかった。それを理解して作っているカタログが、やはり魅力的だった。
  「まあ、そんなわけで一番良かったのは、すごく悔しいけど伊勢丹ですねえ」「東京でいちばんイケてるデパートですからねえ。
 ということは、日本で一番イケてるデパートですから、格好良くて当然なんですけど、なんか悔しいですね」
 「悔しいですねえ」
 「何の意外性もなく、大変残念な結果に…。あと、特別賞をあげたいところは、ないですか?」
 「ampmですね」
 「キラキラしてましたもんね。個人的に買うなら、どのケーキですか?」
 「池袋西武に入ってる、ヴィタメールの、フレーズ・ド・ヴィタメール」
 「ノーマルないちごケーキですね、小ぶりな」
 「恋人とのクリスマスを妄想すると、だいたいこんなもんですよ」
 「んー、じゃあわたくしは、伊勢丹の表紙になってる、ジャン=ポール・エヴァンのシンデレラ。ハイヒールの形のチョコですね。15750円。これをツマミにシャンパンが飲みたい。絶対に買わないですけども」
 「あ、俺、西武のくまさんもいいなー」
 「私は他だったらデメルのチョコトルテ…やっぱりシャンパンと一緒に食べたい…絶対買わないですけども。
 ……むなしくなってきましたね」
 「こんだけカタログ見といて、24日、ケーキ食わなかったら、泣けますね」
 「まあ、それも人生ですよ。
 ……では来年のケーキカタログ鑑賞会まで、さようーなーらー!」
 「え、来年もやるんですか!?」
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