市内の水産業者と協力、1500部を発行
子育てをきっかけに食育に興味を持ってもらおうと、塩釜市は出産時に交付する母子手帳と併せてオリジナル冊子「マタニティママのおいしおがまメニュー」の無料配布を始めた。市内の水産業者の協力で1500部発行。「塩釜の豊かな食材を生かし、豊かな食生活を送ってほしい」と期待している。
今年度から始まった「市食育推進計画(おいしおがま推進プラン)」の一環。計画策定にあたり、昨年7~8月に実施した市民アンケートで「食生活を見直すきっかけ」を尋ねたところ、最多の「太ったりやせるなど変化があった時」の42%に次いで、「子供が生まれた時」が36%だったため、企画した。
カキご飯やマグロのオーロラ煮、サンマのすり身が入った「しおがま汁」など、地域の水産品を使った20品を紹介。専門家の意見を取り入れて独自のレシピを作成し、なじみの深い給食メニューも掲載した。
配布対象は市内の出産予定者で、年間約400人の見込み。一般市民には1冊260円で販売する。問い合わせは同市健康課(電話022・364・4786)。【伊藤絵理子】
毎日新聞 2008年12月11日 地方版