千葉・東金女児遺体遺棄事件 勝木容疑者、女児とは事件当日に初めて会ったと供述
千葉・東金市で成田幸満(ゆきまろ)ちゃん(当時5)が遺体で見つかった事件で、逮捕された男は、幸満ちゃんとは事件当日に初めて会ったと供述している。男は、死体遺棄については認めたものの、殺害に関してはあいまいな供述をしている。
2008年9月、千葉・東金市の路上で成田幸満ちゃんが遺体で見つかった。
幸満ちゃんと出会ったときの状況について、逮捕された勝木 諒容疑者(21)は「歩いていたら、ばったり会った。女の子が部屋に入ってきた。部屋にいたら(女の子が)ぐったりした」と供述している。
勝木容疑者は、事件発生から5日後、「(当日は買い物に行った?)図書館だけですね。(何時ごろ?)(午前)9時から(午後)3時ごろまで」と、アリバイを強調していた。
しかし12月8日、同じマンションに住むマンションの住人から「もう悲鳴。女の子の叫び声みたいな感じ」と、新たな証言があった。
勝木容疑者は、死体遺棄については認めたものの、殺害に関してはあいまいな供述をしている。
勝木容疑者の素顔が、次第に明らかになってきた。
勝木容疑者の小学校時代の同級生は「小学校にいたころからみても、悪いことをするわけでもないし」と話した。
勝木容疑者は、知的な発達に軽い遅れがあり、中学卒業後は地元の特別支援学校の高等部に通学していた。
2005年に就職した会社で、問題を起こすことはなかったという。
勝木容疑者が勤務していた会社の上司は「精神的に不安定になって物を殴るとか、投げるとか、そういうような発作みたいなことも、今まで起こらなかったですし」と話した。
そして同僚には、アニメのキャラクターが好きだと話していた。
勝木容疑者の元同僚は「『プリキュア5』とか何とかの髪の毛の長い子が好きみたいで」と話した。
勝木容疑者は、事件の1カ月ほど前から仕事を欠勤し、事件前日に退職扱いになっていた。
母親から相談を受けていた特別支援学校の校長は「父親の(病気の)状況が非常に悪いと。本人(勝木容疑者)が、毎日病院に行っていると。父親のことをかなり心配しているとのこと」と話した。
警察は、勝木容疑者が幸満ちゃんを部屋に連れて来たくわしいいきさつを調べている。
(12/09 00:47)