ターボ機械は社会のあらゆる分野で我々の日常生活を支えています。電気、ガス、水道などのライフラインでは中心的役割を果たし、機械・航空分野でも不可欠な存在です。そのターボ機械の洗練化を指向して、詳細な実験と数値解析研究を行っています。特にターボ機械の性能向上と、騒音・振動などの非定常現象の解明と制御に研究の焦点を当てています。騒音や振動は、いわば不規則な運動を強いられたり、不必要な力を受けたりした流れが悲鳴を上げているようなものです。流れを良く観察・把握し、適切な処置を施すことで騒音・振動を低減し、ターボ機械の性能向上が可能になります。目には見えない空気や水の流れを相手に、流れに耳を傾け、流れの気持ちになって研究を展開しています。機械科学・航空学科では、社会を支える基盤技術を対象として、工学とその基礎となる力学を徹底的に勉強します。社会のあらゆる分野で活躍できる技術者・研究者の育成が我々の使命と考えています。 |
|
進路は就職と大学院の進学に分かれます。材料(鉄鋼・繊維)、重工・輸送機器(自動車・鉄道・航空機)、電機、精密などの多方面にわたる製造業に大半が就職すると思われます。学部・大学院教育の一体化にともない、学部卒業生の多くは大学院への進学を目指し、より専門性の高い研究職やメーカでの設計開発エンジニアになる事も可能となります。 |
■学部卒業者の進路 ■修士課程修了者の進路 ※上の円グラフは、2007年度の理工学部再編前の機械工学科のデータをもとに作成しました。 |
|
幼少期、アメリカで生活していた頃、電化製品はもちろん、シャープペンシルまでみんな日本製のものを欲しがっていたのを良く覚えています。私のmade in Japanに対する憧れはここから始まります。 |