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2008/12/11 11:12 KST
米国債はいつでも売却可能、企画財政部次官


【ソウル11日聯合】企画財政部の金東洙(キム・ドンス)第1次官は11日にラジオ番組に出演し、外貨準備高の相当部分を占める米国債について、「流動性が相当に高く、韓国が必要な場合に売却できる資産」だと説明した。米国債は事実上売却が難しく、使用可能な外貨準備高が余りないとの指摘に答えたもの。

 また、現在保有している2000億ドルの準備高は、すべて流動性が非常に高い資産形態で保有していると説明。グローバル金融市場の資金収縮を準備高で解消し、2000億ドルに減ったが、これだけでも世界6番目の水準であり、緊急時の対外支払い需要を乗り切るには十分だと強調した。経常収支が10月に続き年末まで黒字基調を続けるなか、韓米通貨スワップ資金の市中供給、外国人の債券・株式売りの規模縮小などを総合的に考慮すると、外貨準備高は現水準から大きな変化がないと予測している。

 一方、市中への流動性供給と関連しては、銀行が自己資本を拡充するよう誘導しながら、資本供給も円滑に進むようにすると述べ、必要な産業に政府が直接資金を供給する努力も傾けると明らかにした。

 今後の景気動向については、来年上半期には韓国経済がさらに困難になるだろうが、下半期以降に底を打ち、緩やかながらも回復するものと見通した。