舛添厚労相と甘利行革担当相、京都府の「私のしごと館」などを廃止する方針で合意

舛添厚生労働相は、甘利行革担当相と会談し、毎年10億円以上の赤字が累積していた京都府の「私のしごと館」と、これを管理する独立行政法人を廃止する方針で合意した。
職業体験施設として580億円で建設され、毎年10億円以上の赤字が累積していた「私のしごと館」と、これを管理する「雇用・能力開発機構」をめぐって、舛添厚労相と甘利行革担当相は10日夕方に会談し、廃止することで合意した。
舛添厚労相は「『雇用・能力開発機構』は廃止する。『私のしごと館』、これは基本的に廃止をします。コストもかかりますから、民間なんかに売却できればいい」と述べた。
「雇用・能力開発機構」の業務の一部は、「高齢障害者雇用支援機構」に統合されるという。
また舛添厚労相は、2008年9月から運営の民間委託が始まっている「私のしごと館」について、2010年8月までの委託契約期間の途中でも、良い条件であれば、違約金を支払っても売却する方針を明らかにした。