岡山放送局

2008年12月11日 10時39分更新

海上交通の安全確保で総点検


年末年始の海上交通の安全確保に向けた総点検が始まり、海上保安部などの担当者が玉野市の宇野港に出てフェリーの装備をチェックしました。

この総点検は帰省や旅行などで利用者が増える年末年始に合わせて、毎年、この時期に行われています。初日の10日は、玉野海上保安部と中国運輸局の担当者あわせて20人あまりが宇野港に出向き、高松市からフェリーが到着すると一斉に乗り込んで船内を見て回りました。

そして数人ずつのグループに分かれて客室やデッキの装備を確かめ、救命胴衣や消火器がすぐに使えるよう適切に備え付けられているかなどをチェックしました。

また、操だ室では船の大きさや必要な装備などが記載された書類を点検するとともに、船長にチラシを手渡し、事件や事故が起きた時は速やかに通報するよう注意を促していました。

玉野海上保安部の中村公亮部長は、「船の運航にあたっては点検を積極的に行って安全確保に努めて欲しい」と話していました。
この総点検は1か月間に渡って行われます。