岡山放送局

2008年12月11日 10時39分更新

高齢者事故過去最多の水準


県内でことし1月から先月までに交通事故で死亡した人のうち、65歳以上の高齢者が占める割合が6割近くに上っていて、警察は、引き続き高齢者の事故防止の対策に取り組みたいとしています。

岡山県警察本部のまとめによりますと、県内でことし1月から先月26日までに交通事故で死亡した人は100人で、去年の同じ時期と同じ人数になっています。

このうち、65歳以上の高齢者が占める割合は、59パーセントと6割近くにのぼりました。

交通事故の死者に占める高齢者の割合が50パーセントを超えたのは、過去10年間では50.4パーセントだった去年だけで、ことしは、それを上回る高い水準で推移しています。

高齢者の死亡事故を発生したときの状況別にみると、最も多かったのが道路を横断中に車にはねられる事故で全体の32.2パーセント。

次いで、交差点などでの出会い頭の衝突事故が15.3パーセントとなっています。

警察は「高齢者が死亡した事故の状況をくわしく分析したうえで事故防止の対策に引き続き取り組んでいきたい」と話しています。