Print this Post Article Lists Back

ケータイ:韓国、来春WIPIの義務化を廃止

 海外の携帯電話メーカーにとって韓国市場参入の際にネックとなっていたWIPI(韓国型無線インターネット・プラットホーム)の義務化が廃止される。

 これにより、米アップル社の「iPhone」やカナダRIM社の「ブラックベリー」のような世界的に人気の携帯電話やNOKIA社の低価格携帯電話が韓国で発売されることになる。

 放送通信委員会は10日に全体会議を開き、WIPI義務化を廃止し、来年4月から国内の移動通信事業者らに対しWIPI搭載を各メーカーの判断に任せることにした。

 政府は2005年4月、国内向けの携帯電話に対して、韓国情報通信技術協会(TTA)が定めたWIPIの搭載を義務化した。同委員会は廃止の理由について「当初WIPIを基盤に、国内無線インターネット関連のソフトウェア産業を保護・育成する目的だったが、最近の世界市場はスマートフォンを中心に基本ソフト(OS)を使用する傾向」と説明した。

 業界は来春、サムスン電子やLG電子がリードする国内市場に、海外メーカーの製品が登場するとみている。SKテレコムとKFTは、「iPhone」やNOKIAの低価格携帯電話の導入に向け交渉しているという。

ホ・ギョンオプ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る