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【社会】

堀被告、涙声で供述 千種拉致殺害の公判で状況説明

2008年12月6日 朝刊

 名古屋市千種区の会社員磯谷利恵さん=当時(31)=が昨年8月、男3人に拉致、殺害された事件で、強盗殺人や逮捕監禁などの罪に問われた神田司(37)、堀慶末(よしとも)(33)、川岸健治(41)の3被告の公判が5日、名古屋地裁であり、堀被告の被告人質問があった。

 弁護人が殺害状況について質問している途中で、堀被告は突然泣き始めた。自身が磯谷さんの頭をハンマーで3回殴打した際に「血が飛んできたと思ったのでそれ以上殴るのをやめた」と話すと、うつむいて黙り、はなをすすった。

 堀被告が殴打した後に神田被告が30回以上、磯谷さんの頭を殴打しているのを見たと述べ「もういいんじゃないかと言ったが、神田被告は殴るのをやめなかった。(磯谷さんの)むごたらしい顔を目の当たりにして思わず言った」と涙声で供述した。

 

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